◆月の姫君
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雑渡「いやぁ、まさか本当にこんな小さな子がいるなんてね。」
伊作「雑渡さん、鈴音が怖がってます。」
興味深そうに見つめてくる雑渡昆奈門に怯えた様子の鈴音を見て、伊作は後ろへとかくまう。
ただでさえ知らない人であり、忍術学園の人ではないらしいと聞いている人物なのだ。しかも他の人より結構体格が大きい。
その人物からの慣れない視線に鈴音は何かされないだろうかと心配だった。
雑渡「ごめんごめん。怖がらせるつもりじゃなかったんだよ。」
雑渡昆奈門は申し訳ないという態度で、頭を低くして目線を下げる。
近寄らせないようにと今度は左近が鈴音を持って、肩へと乗せた。
それでもめげずにそのまま下からの目線でニコリと笑う雑渡昆奈門を見て、鈴音は少し警戒が解ける。
少なくとも、鉢屋先輩のようないじわるをする人ではなさそうだと理解したのだ。
『(上から人を見るのは初めてかも。)』
それに、初めて誰かに見上げられたことが嬉しく感じた。
もちろん、全てプロ忍である彼の計算であったりするのだが。
数馬「それで、伊作先輩。彼女の体に何か変わったことはあったんですか?」
伊作「うーん。それなんだけど、やっぱり前より微妙に体が大きくなってるみたいなんだよね。」
伏木蔵「それって、もしかして僕達と同じぐらいの大きさになるかもしれないってことですか?スリルとサスペンス~。」
鈴音は体が小さいということもあって、定期的に保健室に通わされては軽く体を診てもらっていた。
そのたびに、いざ病気になったら処置はどうすればいいのだろうかと保健委員の頭を悩ませている。
ところが今までの測定によると、どうやら彼女の体は日々大きくなっているらしい。
伊作「体格も成長してるかもしれない。鈴音、何か体に異変があったり、調子が悪くなったら保健室に来るんだよ?」
『はい、わかりました。』
数馬「心配しないで。もし何かあったとしたら僕達でちゃんとした処置をしてあげるから。」
左近「同じ大きさになれたんだったら不便なこともなくなるな。あっもちろん、そのままの大きさでも迷惑とかじゃ、ないから!」
『お気遣い、ありがとうございます。』
しかし、体が大きくなるという現象は心配だ。
何事も問題ないようにと、全員が願っていた。
伏木蔵「だけど僕達と同じぐらいになっちゃうんだとしたら、もう雑渡さんギニョールで遊んだりできなくなっちゃいますねー。」
数馬「え、どんな遊びなの、それ。」
『私がギニョールに入って動くんです。結構楽しいですよ?』
左近もその遊びを見たことがあるらしい。
思い出し笑いでもしてるのか、ちょっと横を向いて顔を見せないようにしていた。
・・・たしかに、その光景は奇妙でもあり面白そうだなと数馬は思った。
雑渡「あれは見ていて和んだね。」
左近「あの、いつ見たんですか?」
雑渡「んー?んふふふふ。」
数馬「鈴音!絶対曲者に気を許したら駄目だぞ!」
左近「先輩!僕達保健委員で彼女を守りましょうね!」
伊作「雑渡さん、鈴音が怖がってます。」
興味深そうに見つめてくる雑渡昆奈門に怯えた様子の鈴音を見て、伊作は後ろへとかくまう。
ただでさえ知らない人であり、忍術学園の人ではないらしいと聞いている人物なのだ。しかも他の人より結構体格が大きい。
その人物からの慣れない視線に鈴音は何かされないだろうかと心配だった。
雑渡「ごめんごめん。怖がらせるつもりじゃなかったんだよ。」
雑渡昆奈門は申し訳ないという態度で、頭を低くして目線を下げる。
近寄らせないようにと今度は左近が鈴音を持って、肩へと乗せた。
それでもめげずにそのまま下からの目線でニコリと笑う雑渡昆奈門を見て、鈴音は少し警戒が解ける。
少なくとも、鉢屋先輩のようないじわるをする人ではなさそうだと理解したのだ。
『(上から人を見るのは初めてかも。)』
それに、初めて誰かに見上げられたことが嬉しく感じた。
もちろん、全てプロ忍である彼の計算であったりするのだが。
数馬「それで、伊作先輩。彼女の体に何か変わったことはあったんですか?」
伊作「うーん。それなんだけど、やっぱり前より微妙に体が大きくなってるみたいなんだよね。」
伏木蔵「それって、もしかして僕達と同じぐらいの大きさになるかもしれないってことですか?スリルとサスペンス~。」
鈴音は体が小さいということもあって、定期的に保健室に通わされては軽く体を診てもらっていた。
そのたびに、いざ病気になったら処置はどうすればいいのだろうかと保健委員の頭を悩ませている。
ところが今までの測定によると、どうやら彼女の体は日々大きくなっているらしい。
伊作「体格も成長してるかもしれない。鈴音、何か体に異変があったり、調子が悪くなったら保健室に来るんだよ?」
『はい、わかりました。』
数馬「心配しないで。もし何かあったとしたら僕達でちゃんとした処置をしてあげるから。」
左近「同じ大きさになれたんだったら不便なこともなくなるな。あっもちろん、そのままの大きさでも迷惑とかじゃ、ないから!」
『お気遣い、ありがとうございます。』
しかし、体が大きくなるという現象は心配だ。
何事も問題ないようにと、全員が願っていた。
伏木蔵「だけど僕達と同じぐらいになっちゃうんだとしたら、もう雑渡さんギニョールで遊んだりできなくなっちゃいますねー。」
数馬「え、どんな遊びなの、それ。」
『私がギニョールに入って動くんです。結構楽しいですよ?』
左近もその遊びを見たことがあるらしい。
思い出し笑いでもしてるのか、ちょっと横を向いて顔を見せないようにしていた。
・・・たしかに、その光景は奇妙でもあり面白そうだなと数馬は思った。
雑渡「あれは見ていて和んだね。」
左近「あの、いつ見たんですか?」
雑渡「んー?んふふふふ。」
数馬「鈴音!絶対曲者に気を許したら駄目だぞ!」
左近「先輩!僕達保健委員で彼女を守りましょうね!」