白熊cafe
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カラン カラン
それはある日のこと。
何事もなく平穏に時が過ぎようとしていた、しろくまカフェのドアが開いた。
笹子「あっグリズリーさん。」
グリズリー「よお、しろくま。」
パンダ「グリズリーさんだぁ。今日は何しに来たの?笹食べに?」
ペンギン「パンダくん、それは違うと思うよ。」
しろくま「じゃあ竹かな?」
グリズリー「なんで俺が笹や竹食わなきゃなんねーんだ!」
しろくま「じゃあ何しに?」
グリズリー「こいつがお前に会いたいって言うから連れてきたんだよ。」
やっといつものやり取りを終えて、グリズリーは面倒そうに答えた。
グリズリーの【こいつ】という言葉に一同は首をかしげる。
てっきり一人、もとい一匹だと思っていたのだが、誰かと一緒らしい。
グリズリーの後ろ側から、見えなかったその人物が現われた。
スズネ「久しぶり、しろくまさん。」
しろくま「スズネちゃん?」
現われたのは一人の女性。
どうやらしろくまと知り合いらしいが、カフェに来たのは意外だったようで、しろくまは驚いた様子でスズネを見つめていた。
グリズリー「どうだ、ビックリしたか?俺も会った時は驚いたぜ。まさかこの町に来てるとはなー!」
しろくま「ビックリしたよ。久しぶりだね、元気だった?」
スズネ「うん。しろくまさんも元気そうだね。」
パンダ「えー何々?この人誰なの?」
笹子「しろくまさんのお知り合いなんですか?」
しろくま「んー?そうだなぁ、スズネちゃんは・・・。」
皆は見知らぬ女性に興味心身だった。
そんな皆に対してしろくまは少し考えるそぶりをして、一言。
しろくま「僕の未来のお嫁さん、かな?」
一同「「ぇえ!?!?」」
グリズリー「誰が誰のお嫁さんだコラァアアア!!!」
しろくま「じゃあ、グリズリーくんのお嫁さん?」
グリズリー「んなっ!?ち、違ぇだろ!!」
スズネ「しろくまさんってば!そういう冗談はやめてくださいよ。ただの昔なじみじゃないですか。」
ペンギン「な、なんだ。やっぱり冗談だったかぁ。」
詳しく聞いてみれば、どうやらこのしろくまカフェができる前に知り合って仲良くなったらしい。
最近はこの町から遠い所に住んでいたために滅多に会うことがなかったんだとか。
スズネ「一度ここに来てみたかったんだよねー!」
しろくま「スズネちゃんが来てくれて嬉しいよ。笹子さん、一名様ご案内。」
グリズリー「おい、俺もいるってこと忘れんな。」
パンダ「スズネちゃん連れて来ただけじゃないの?」
グリズリー「この後は俺の店を案内するんだよ。」
しろくま「じゃあ、スズネちゃんはこの席ね。」
グリズリー「なんで客のスズネがお前の隣に座るんだよ!」
スズネ「変わらないなぁ、二人とも。」
どうやら昔からこういうことは多かったらしい。
スズネはしろくまとグリズリーのやり取りを見て懐かしんでいるようだ。
笹子「ペンギンさん、なんだかスズネさんに対する二人の反応が変だと思いませんか?」
ペンギン「うん。僕もそんな感じがしてたところ。でも昔なじみっていうし、こんなものなのかな?」
パンダ「スズネちゃんってかわいいよねー。僕には負けるけど。」
ペンギン「ちょっとパンダくん、全然違う話で割り込まないでくれる?」
一同はひそひそと話をしながら様子をうかがう。
しろくま「で、スズネちゃんはいつになったら僕のお嫁に来てくれるの?」
スズネ「だから、その冗談はいいって。前から何度も言ってるじゃない。」
ペンギン(前から!?)
笹子(何度も!?)
しろくま「冗談じゃ無いんだけどなー。」
グリズリー「おい、ほどほどにしとけよ。しろくま。」
しろくま「ならグリズリーくんが告ればいいのに。」
グリズリー「だっからなんでそんな話になるんだよ!!」
ペンギン「あー・・・なんか僕らが気軽に入っていけない感じがする。」
笹子「そうですね、あの関係でまとまってるっていうか。」
パンダ「昔なじみってやつ?」
笹子・ペンギン((その一言でまとめていいのかな?))
何はともあれ、それなりに楽しそうなので良しとする。
外野から見守っていくことにして、余計なことはせずに通常通りに振舞うことにした。
パンダが後から空気も読まずに関わってくる、というのも含めてだが。
グリズリー「しろくま、お前は黙ってコーヒー入れてろよ!」
しろくま「コーヒー?」
グリズリー「それはコピー!」
パンダ「ねぇ、今度僕の働いてる動物園にも遊びに来てよ。」
グリズリー「って、おいパンダ!何言って」
スズネ「動物園!?行く行く!」
しろくま「それじゃ僕と一緒に行こう。」
グリズリー「俺も行く!」
彼らにとって、これが通常。
〆