・破天荒なオズ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
しろくま「そうやって皆を驚かせるから悪い魔法使いと勘違いされるんだよ。」
グリズリー「うぐ。」
悪い魔法使いというのはただの噂だったらしい。
皆を恐怖に陥れていたという意味ではあっていたのではという解釈もあるけれど。
とにかく私たちが無事に森を抜けてオズの魔法使いのいるところへとたどり着いてみると。
なんと、ナマケモノさんがオズの魔法使いとして歓迎されていた!
『一番衝撃受けたかも...。』
伝説に聞いてた通りの姿だからみたいなんだけど、魔法使えないよね?
ペンギン「じゃあ願いは叶わないの?」
グリズリー「いや、伝説によればオズの魔法使いが訪れた日の夜空にふる流れ星に願えばかなうらしいぞ。」
言われて空を見てみれば、もう夜になろうとしていた。
長い旅だったなぁと思いながら皆で夜空を見上げている。
すると瞬く間に流れ星が流れ始めて、歓声がわいた。
『これで家に帰れるんだね。』
しろくま「僕も一緒に付いていっていいかな?」
『一緒って、しろくまさんの願い事は?』
しろくま「これまでの旅で、心は最初からあったことに気が付いたんだ。」
『そうなんですか?』
しろくま「君に、恋してるって知ったから。」
突然の告白に衝撃を受けて言葉がつまる。
だけど、余裕そうなしろくまさんを見てすぐに持ち直した。
『もしかして、最初からそう言うつもりで「心が欲しい」なんて言ったんですか?』
しろくま「ふふ、どうだろうね?」
ペンギン「ちょっとしろくまくん、一人だけずるいよ!それなら僕もスズネちゃんと一緒がいい!!」
パンダ「僕もー!」
しろくま「二人とも、願い事変えてもいいの?」
ペンギン「スズネちゃんの方が大事!」
パンダ「だよねー。」
グリズリー「だ、だったら俺も!」
『み、皆願いが同じって…。』
思わず笑い出してしまった。
『そうだね。私も皆と一緒がいいな。たとえば、別の世界でも。』
そう言いながら、無数の流れ星を眺めた。
それぞれ願いを込めながら。
その願いはどうなったかというと。
しろくま「スズネちゃん、そろそろ起きて。」
『…ん?』
どうやら眠ってしまっていたらしい。
軽くあくびが出そうになるのを押さえて、背伸びをした。
なんだか、長い夢を見てた気がする。
『ごめんなさい。うっかり寝てしまったみたいで。』
しろくま「いいよ。君の寝顔も見れたしね。」
『またそんなこと言っちゃって。』
グリズリー「よっぽど疲れてたんじゃないか?休める時にしっかり休んどきな。」
パンダ「そうそう。今日ぐらいは僕みたいにのんびりしていきなよ。」
ペンギン「パンダくんはゆっくりしすぎ!」
『相変わらずだなぁ。』
今日もカフェはにぎやかだ。
外には、ナマケモノさんもいる。
私は、目覚めのコーヒーを一杯しろくまさんに頼む。
机の上には広げてあったおとぎ話の絵本。
そして私は、履いていた銀色の靴を何となしにトントンと鳴らしたのだった。
--------------
リクエストで「しろくまカフェでオズの魔法使い」でした。
まさかの絵本シリーズ二作目!
今回はギャグではない方向に話が飛んでいった気がします。
元々ツッコミどころが多い作品という印象で設定合わせに苦労しましたが、いかがでしたでしょうか…?
ナマケモノさんのおかげで、なんとかうまくまとまった気がします。
悪い魔法使いを悪くできない。これはもう癖ですね。
ちなみに外国だと、靴のプレゼントは恋人への別れ等を意味するのだとか。
そこを踏まえた夢の国のCMが好きです。
グリズリー「うぐ。」
悪い魔法使いというのはただの噂だったらしい。
皆を恐怖に陥れていたという意味ではあっていたのではという解釈もあるけれど。
とにかく私たちが無事に森を抜けてオズの魔法使いのいるところへとたどり着いてみると。
なんと、ナマケモノさんがオズの魔法使いとして歓迎されていた!
『一番衝撃受けたかも...。』
伝説に聞いてた通りの姿だからみたいなんだけど、魔法使えないよね?
ペンギン「じゃあ願いは叶わないの?」
グリズリー「いや、伝説によればオズの魔法使いが訪れた日の夜空にふる流れ星に願えばかなうらしいぞ。」
言われて空を見てみれば、もう夜になろうとしていた。
長い旅だったなぁと思いながら皆で夜空を見上げている。
すると瞬く間に流れ星が流れ始めて、歓声がわいた。
『これで家に帰れるんだね。』
しろくま「僕も一緒に付いていっていいかな?」
『一緒って、しろくまさんの願い事は?』
しろくま「これまでの旅で、心は最初からあったことに気が付いたんだ。」
『そうなんですか?』
しろくま「君に、恋してるって知ったから。」
突然の告白に衝撃を受けて言葉がつまる。
だけど、余裕そうなしろくまさんを見てすぐに持ち直した。
『もしかして、最初からそう言うつもりで「心が欲しい」なんて言ったんですか?』
しろくま「ふふ、どうだろうね?」
ペンギン「ちょっとしろくまくん、一人だけずるいよ!それなら僕もスズネちゃんと一緒がいい!!」
パンダ「僕もー!」
しろくま「二人とも、願い事変えてもいいの?」
ペンギン「スズネちゃんの方が大事!」
パンダ「だよねー。」
グリズリー「だ、だったら俺も!」
『み、皆願いが同じって…。』
思わず笑い出してしまった。
『そうだね。私も皆と一緒がいいな。たとえば、別の世界でも。』
そう言いながら、無数の流れ星を眺めた。
それぞれ願いを込めながら。
その願いはどうなったかというと。
しろくま「スズネちゃん、そろそろ起きて。」
『…ん?』
どうやら眠ってしまっていたらしい。
軽くあくびが出そうになるのを押さえて、背伸びをした。
なんだか、長い夢を見てた気がする。
『ごめんなさい。うっかり寝てしまったみたいで。』
しろくま「いいよ。君の寝顔も見れたしね。」
『またそんなこと言っちゃって。』
グリズリー「よっぽど疲れてたんじゃないか?休める時にしっかり休んどきな。」
パンダ「そうそう。今日ぐらいは僕みたいにのんびりしていきなよ。」
ペンギン「パンダくんはゆっくりしすぎ!」
『相変わらずだなぁ。』
今日もカフェはにぎやかだ。
外には、ナマケモノさんもいる。
私は、目覚めのコーヒーを一杯しろくまさんに頼む。
机の上には広げてあったおとぎ話の絵本。
そして私は、履いていた銀色の靴を何となしにトントンと鳴らしたのだった。
--------------
リクエストで「しろくまカフェでオズの魔法使い」でした。
まさかの絵本シリーズ二作目!
今回はギャグではない方向に話が飛んでいった気がします。
元々ツッコミどころが多い作品という印象で設定合わせに苦労しましたが、いかがでしたでしょうか…?
ナマケモノさんのおかげで、なんとかうまくまとまった気がします。
悪い魔法使いを悪くできない。これはもう癖ですね。
ちなみに外国だと、靴のプレゼントは恋人への別れ等を意味するのだとか。
そこを踏まえた夢の国のCMが好きです。