・破天荒なオズ
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とりあえず近隣の住民に聞いて回ったりしたが、ナマケモノさんは見つからず。
しかし、どんな願いも叶えられるオズの魔法使いがいるという話を聞いて、とりあえずそこに向かってみることにした。
そこに行けば、家に帰ることもできるかもしれない。
『ナマケモノさん、無事だといいんだけど。』
心配しながら黄色の道をたどっていると、トウモロコシ畑でカカシのパンダくんに話しかけられた。
「すいませぇん。この縄ほどいてくれませんか?もう疲れちゃって。」
『別にいいですけど、立ってるだけで疲れたんですか?』
「だって僕パンダだよ?パンダなのに立たされるのっておかしいと思うんだー。それにカラスに突かれて痛いの。」
『それはたしかに大変だわ。』
私はパンダくんを縛っている縄を解いてあげた。
すると嬉しそうに地面にゴロゴロしはじめたのをみて、こちらも嬉しくなった。
なんとも微笑ましい。
「あーよかったぁ。皆、カカシの仕事なんだからって助けてくれなかったんだよ。どうせ僕がいても役に立たないのにねー。」
『そ、そうなんだ。じゃあ、私はこれで。』
「え?どっか行っちゃうの?」
『オズの魔法使いに会いに行かないといけないの。」
訳を話すと、パンダくんも一緒に行くと言い出した。
なんでも一生ダラダラできる知恵が欲しいんだとか。
「ふふふ。知恵を手に入れて、誰にも馬鹿にされることなくダラダラするんだぁ。」
本当にそんな願いでいいんだろうかと思いながら森の中を進んでいくと、今度はブリキのしろくまさんに出会った。
「油をさしてくれませんか?雨で錆びてから動けなくなってしまって。」
『そうなんですか!?わかりました。』
言われた通りに近くにあった油さしを使う。
でもまだ動けない。
それでもあきらめずに何カ所かに使っていと、ようやく彼は自由に動けるようになった。
「ふぅ、ありがとう。大変だったでしょ。」
『そんなことないです。動けるようになって良かった。これからは気を付けてくださいね。』
そのまま別れようとすると、しろくまさんも私にお礼をするためについていくと言ってきた。
「それに、僕もお願いしたいことがあるんだ。」
『しろくまさんは、どんなお願いを?』
「ブリキの僕だけど、心が欲しいんだ。恋をするためにね。」
す、すごいロマンチックだ。
想定外なことを言われて驚きながらも歩みを進めていく。
しろくま「あ、ごめん。動けなくなった。油がきれたみたい。またさしてくれない?」
パンダ「ええー?常に油さしておきなよー。」
しろくま「なるほど、その手が。」
すると今度は何故かライオンの恰好をしたペンギンさんが現れた。
「がおー!!」
『いや、がおーって。』
しろくま「ガオー!!!」
『対抗しないでくださいっ!』
しろくまさんがやると、ちょっと怖い!
しろくまさんの威嚇に圧倒されたのはペンギンさんも同じだったようで、すっかり固まってしまっていた。
なんとか落ち着かせて、どうしてこんなことをしているのかを聞いてみた。
「その、告白する勇気がなくて。ライオンになりきれば勇気がもてるかなぁって。」
『好きな子がいるの?』
「いたけど、告白する前にフラれたから…。」
すっかり落ち込んでしまった彼を励ます。
すると、パンダくんがオズの魔法使いに勇気を貰いにいけばいいと言い出した。
それを聞いたペンギンさんは大喜びして一緒についていくことを即決する。
「よーし!勇気を貰ってライオンになるぞぉ!!」
『ライオンになることが願いじゃないですよね?』
その気になったペンギンさんの後に私たちはついていく。
しろくま「また何かあったら僕が守るね。」
『あの威嚇って、守ろうとしてくれたんですか?』
しろくま「一応ね。」
からかうようにそう言いながら、しろくまさんは笑ってみせた。
アレコレ話しながら歩いていくと、私たちはいつのまにか暗くて物騒な森にいた。
パンダ「そういえば、こんな感じの森に悪い魔法使いが住んでるって聞いたような気がする。」
『どうして今になってそういうこと思い出すんですか!?』
叫び声に反応して鳥たちが飛び立つのと同時に、繁みから何者かの目が光った。
ペンギン「だ、誰だ!?」
私をかばうようにペンギンさんが前に出る。
と、そこに現れたのは…。
『グリズリーさん!?』
グリズリー「スズネ!?」
ペンギン「え、知り合い?」
しろくま「やぁグリズリーくん。」
「『そっちも知り合い!?』」
しろくま「うん、まぁ。」
いろいろ驚かされる。というか。
『噂の、悪い魔法使い?』
グリズリー「な、何もしてねーよ!」
グリズリーさんは慌てて撤回してきたのだった。
しかし、どんな願いも叶えられるオズの魔法使いがいるという話を聞いて、とりあえずそこに向かってみることにした。
そこに行けば、家に帰ることもできるかもしれない。
『ナマケモノさん、無事だといいんだけど。』
心配しながら黄色の道をたどっていると、トウモロコシ畑でカカシのパンダくんに話しかけられた。
「すいませぇん。この縄ほどいてくれませんか?もう疲れちゃって。」
『別にいいですけど、立ってるだけで疲れたんですか?』
「だって僕パンダだよ?パンダなのに立たされるのっておかしいと思うんだー。それにカラスに突かれて痛いの。」
『それはたしかに大変だわ。』
私はパンダくんを縛っている縄を解いてあげた。
すると嬉しそうに地面にゴロゴロしはじめたのをみて、こちらも嬉しくなった。
なんとも微笑ましい。
「あーよかったぁ。皆、カカシの仕事なんだからって助けてくれなかったんだよ。どうせ僕がいても役に立たないのにねー。」
『そ、そうなんだ。じゃあ、私はこれで。』
「え?どっか行っちゃうの?」
『オズの魔法使いに会いに行かないといけないの。」
訳を話すと、パンダくんも一緒に行くと言い出した。
なんでも一生ダラダラできる知恵が欲しいんだとか。
「ふふふ。知恵を手に入れて、誰にも馬鹿にされることなくダラダラするんだぁ。」
本当にそんな願いでいいんだろうかと思いながら森の中を進んでいくと、今度はブリキのしろくまさんに出会った。
「油をさしてくれませんか?雨で錆びてから動けなくなってしまって。」
『そうなんですか!?わかりました。』
言われた通りに近くにあった油さしを使う。
でもまだ動けない。
それでもあきらめずに何カ所かに使っていと、ようやく彼は自由に動けるようになった。
「ふぅ、ありがとう。大変だったでしょ。」
『そんなことないです。動けるようになって良かった。これからは気を付けてくださいね。』
そのまま別れようとすると、しろくまさんも私にお礼をするためについていくと言ってきた。
「それに、僕もお願いしたいことがあるんだ。」
『しろくまさんは、どんなお願いを?』
「ブリキの僕だけど、心が欲しいんだ。恋をするためにね。」
す、すごいロマンチックだ。
想定外なことを言われて驚きながらも歩みを進めていく。
しろくま「あ、ごめん。動けなくなった。油がきれたみたい。またさしてくれない?」
パンダ「ええー?常に油さしておきなよー。」
しろくま「なるほど、その手が。」
すると今度は何故かライオンの恰好をしたペンギンさんが現れた。
「がおー!!」
『いや、がおーって。』
しろくま「ガオー!!!」
『対抗しないでくださいっ!』
しろくまさんがやると、ちょっと怖い!
しろくまさんの威嚇に圧倒されたのはペンギンさんも同じだったようで、すっかり固まってしまっていた。
なんとか落ち着かせて、どうしてこんなことをしているのかを聞いてみた。
「その、告白する勇気がなくて。ライオンになりきれば勇気がもてるかなぁって。」
『好きな子がいるの?』
「いたけど、告白する前にフラれたから…。」
すっかり落ち込んでしまった彼を励ます。
すると、パンダくんがオズの魔法使いに勇気を貰いにいけばいいと言い出した。
それを聞いたペンギンさんは大喜びして一緒についていくことを即決する。
「よーし!勇気を貰ってライオンになるぞぉ!!」
『ライオンになることが願いじゃないですよね?』
その気になったペンギンさんの後に私たちはついていく。
しろくま「また何かあったら僕が守るね。」
『あの威嚇って、守ろうとしてくれたんですか?』
しろくま「一応ね。」
からかうようにそう言いながら、しろくまさんは笑ってみせた。
アレコレ話しながら歩いていくと、私たちはいつのまにか暗くて物騒な森にいた。
パンダ「そういえば、こんな感じの森に悪い魔法使いが住んでるって聞いたような気がする。」
『どうして今になってそういうこと思い出すんですか!?』
叫び声に反応して鳥たちが飛び立つのと同時に、繁みから何者かの目が光った。
ペンギン「だ、誰だ!?」
私をかばうようにペンギンさんが前に出る。
と、そこに現れたのは…。
『グリズリーさん!?』
グリズリー「スズネ!?」
ペンギン「え、知り合い?」
しろくま「やぁグリズリーくん。」
「『そっちも知り合い!?』」
しろくま「うん、まぁ。」
いろいろ驚かされる。というか。
『噂の、悪い魔法使い?』
グリズリー「な、何もしてねーよ!」
グリズリーさんは慌てて撤回してきたのだった。