・破天荒なオズ
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それはものすごい嵐の日だった。
まだ外にいたナマケモノさんを探して、近くの小屋へと避難したのはいいものの。
私たちのいた小屋は台風に巻き込まれて…。
『ここ、どこ?』
気が付けば、小屋ごと知らない場所に飛ばされてしまっていた。
『あれ、ナマケモノさん?ナマケモノさんどこー!?』
一緒に小屋にいたはずのナマケモノさんが見当たらない。
まさか小屋の外へと投げ出されてしまってのではないかと思って外に出てみる。
『とわあ!?』
思いがけない光景に驚きの悲鳴をあげた。
大きなくまさんが小屋の下敷きになっておられる!!
『だ、大丈夫ですか!?しっかりしてください!!』
「う、うう。」
よかった、まだ息がある!
必死に声をかけながら、なんとかして助けなくてはと奮闘する。
ひっぱったり、どかせる部分を取り除いたりと。
時間はかかったけれど、どうにか助け出すことができた。
『はぁ、はぁ。ご無事、ですか?』
「あ、あぁ。俺は無事だが。」
『よかったぁ。』
事故とはいえ自分のせいで死んでしまうかもしれないという不安から解放されて、嬉しくて涙が出た。
すぐにぬぐって、できるかぎりの治療をする。
「(見知らぬ俺のことを、ここまで心配してくれるのか…。)」
彼はグリズリーさんというらしい。
しかも魔法使いなんだとか!
『助けてくれたお礼に、俺の家に招待したいんだが…。』
「そこまでしてもらう訳には。それに私、ナマケモノさんを探さないと。」
『そうか…。じゃあ、せめてこれを贈らせてくれ。魔法の靴だ。』
残念そうにグリズリーさんはそう言って、私に魔法の靴を渡す。
靴は台風でどこかに飛んでしまっていたので、とてもありがたい。
私がめいいっぱいの感謝の気持ちを込めてお礼を言うと、グリズリーさんは照れくさそうにしながら「じゃあな」と別れを告げて消えてしまったのだった。
まだ外にいたナマケモノさんを探して、近くの小屋へと避難したのはいいものの。
私たちのいた小屋は台風に巻き込まれて…。
『ここ、どこ?』
気が付けば、小屋ごと知らない場所に飛ばされてしまっていた。
『あれ、ナマケモノさん?ナマケモノさんどこー!?』
一緒に小屋にいたはずのナマケモノさんが見当たらない。
まさか小屋の外へと投げ出されてしまってのではないかと思って外に出てみる。
『とわあ!?』
思いがけない光景に驚きの悲鳴をあげた。
大きなくまさんが小屋の下敷きになっておられる!!
『だ、大丈夫ですか!?しっかりしてください!!』
「う、うう。」
よかった、まだ息がある!
必死に声をかけながら、なんとかして助けなくてはと奮闘する。
ひっぱったり、どかせる部分を取り除いたりと。
時間はかかったけれど、どうにか助け出すことができた。
『はぁ、はぁ。ご無事、ですか?』
「あ、あぁ。俺は無事だが。」
『よかったぁ。』
事故とはいえ自分のせいで死んでしまうかもしれないという不安から解放されて、嬉しくて涙が出た。
すぐにぬぐって、できるかぎりの治療をする。
「(見知らぬ俺のことを、ここまで心配してくれるのか…。)」
彼はグリズリーさんというらしい。
しかも魔法使いなんだとか!
『助けてくれたお礼に、俺の家に招待したいんだが…。』
「そこまでしてもらう訳には。それに私、ナマケモノさんを探さないと。」
『そうか…。じゃあ、せめてこれを贈らせてくれ。魔法の靴だ。』
残念そうにグリズリーさんはそう言って、私に魔法の靴を渡す。
靴は台風でどこかに飛んでしまっていたので、とてもありがたい。
私がめいいっぱいの感謝の気持ちを込めてお礼を言うと、グリズリーさんは照れくさそうにしながら「じゃあな」と別れを告げて消えてしまったのだった。