◆THE STRAY CHILD
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カクタス「よう、お嬢ちゃん。今日も頑張ってるな。」
『カクタスガンマンさん、こんにちは。』
スズネが廊下の掃除をしていると、通りがかったカクタスガンマンに声を掛けられた。
カクタス「若いのにいつも偉いな。今度また俺達のところにでも来てくれよ。妹もお前と会うのを楽しみにしてるんだ。」
『そうなんですか?じゃあ近いうちに伺いますね。私も楽しみです!』
嬉しそうに笑うスズネを見て、カクタスガンマンもニッコリと笑いかける。
カクタス「お嬢ちゃんが元気そうでよかった。真面目に働くのもいいけど、あんまり無理はするなよ?」
『はい、わかりました。』
カクタスガンマンと別れた後も、スズネは先ほど交わした約束が楽しみで鼻歌まじりに掃除を続ける。
その間にも様々な住人と遭遇しては挨拶や軽い会話を交わしていく。
大体の掃除が終わったところで自分の部屋へ歩いていると、ガラガラと何かが動く音とガラスのようなものが落ちた音が聞えた。
音のした場所に来てみると、いつものようにジャッジを終えたらしい審判小僧がいた。
『黒子ちゃん、手伝うよ。』
審判小僧「ご苦労様。働き者だねぇ、スズネは。」
『グレゴリーさんにはお世話になってますから。それに、こういう作業は地味に好きなんです。』
ジャッジをした後のハートやダラーの片付け等は黒子達が行っているのだが、最近はスズネも手伝うことも多くなっていた。
片付けを終えてスズネは黒子達と去っていく。
審判小僧がその後ろを眺めていると、グレゴリーがやってきた。スズネを探しに来たと聞いて、黒子と一緒に片付けに行ったと話した。
グレゴリー「それにしても、よく働いてくれる子だ。おかげでこっちの仕事が減って助かるわい。」
審判小僧「地味に好きなんだってさ。だけど僕の落としたやつを片付ける時は、どうかな。」
グレゴリー「何か気になることでもあったのか?」
審判小僧「落としたのがハートでもダラーでも、スズネは砕け散ったそれを残念そうに見つめてるんだよね。まるで生きてたものでも見るように。」
グレゴリー「あぁ、彼女ならおかしくない話だな。なにせ、虫も殺せないような子のようだったからのう。」
怪しく笑うグレゴリーの話を聞いて審判小僧は頷いた。
彼女なら、どんなものでも大切だと思えるのだろうと。
審判小僧「それでよくここにいられたもんだ。」
その分失うものは、多いだろうに。
審判小僧「たぶん切り替えが早いんだろうけど。」
グレゴリー「こちらとしては、いるだけでありがたいがな。」
審判小僧「なんだい?珍しく執着してるのかな、あの子に。」
グレゴリー「・・・面倒がかかるよりマシなだけじゃよ。ジェームズや他の客の世話といい、色々役に立つからのう。」
全ては彼女しだいだが。
『カクタスガンマンさん、こんにちは。』
スズネが廊下の掃除をしていると、通りがかったカクタスガンマンに声を掛けられた。
カクタス「若いのにいつも偉いな。今度また俺達のところにでも来てくれよ。妹もお前と会うのを楽しみにしてるんだ。」
『そうなんですか?じゃあ近いうちに伺いますね。私も楽しみです!』
嬉しそうに笑うスズネを見て、カクタスガンマンもニッコリと笑いかける。
カクタス「お嬢ちゃんが元気そうでよかった。真面目に働くのもいいけど、あんまり無理はするなよ?」
『はい、わかりました。』
カクタスガンマンと別れた後も、スズネは先ほど交わした約束が楽しみで鼻歌まじりに掃除を続ける。
その間にも様々な住人と遭遇しては挨拶や軽い会話を交わしていく。
大体の掃除が終わったところで自分の部屋へ歩いていると、ガラガラと何かが動く音とガラスのようなものが落ちた音が聞えた。
音のした場所に来てみると、いつものようにジャッジを終えたらしい審判小僧がいた。
『黒子ちゃん、手伝うよ。』
審判小僧「ご苦労様。働き者だねぇ、スズネは。」
『グレゴリーさんにはお世話になってますから。それに、こういう作業は地味に好きなんです。』
ジャッジをした後のハートやダラーの片付け等は黒子達が行っているのだが、最近はスズネも手伝うことも多くなっていた。
片付けを終えてスズネは黒子達と去っていく。
審判小僧がその後ろを眺めていると、グレゴリーがやってきた。スズネを探しに来たと聞いて、黒子と一緒に片付けに行ったと話した。
グレゴリー「それにしても、よく働いてくれる子だ。おかげでこっちの仕事が減って助かるわい。」
審判小僧「地味に好きなんだってさ。だけど僕の落としたやつを片付ける時は、どうかな。」
グレゴリー「何か気になることでもあったのか?」
審判小僧「落としたのがハートでもダラーでも、スズネは砕け散ったそれを残念そうに見つめてるんだよね。まるで生きてたものでも見るように。」
グレゴリー「あぁ、彼女ならおかしくない話だな。なにせ、虫も殺せないような子のようだったからのう。」
怪しく笑うグレゴリーの話を聞いて審判小僧は頷いた。
彼女なら、どんなものでも大切だと思えるのだろうと。
審判小僧「それでよくここにいられたもんだ。」
その分失うものは、多いだろうに。
審判小僧「たぶん切り替えが早いんだろうけど。」
グレゴリー「こちらとしては、いるだけでありがたいがな。」
審判小僧「なんだい?珍しく執着してるのかな、あの子に。」
グレゴリー「・・・面倒がかかるよりマシなだけじゃよ。ジェームズや他の客の世話といい、色々役に立つからのう。」
全ては彼女しだいだが。