◆THE STRAY CHILD
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満月の夜
己がいた場所を見失い
暗い森の中を彷徨う人影が一つ
自分がどこに向かって歩いているのかもわからぬまま
導かれるかのように、ただ真っ直ぐに道を進んでいく
月に照らされたその姿は、まだ幼い少女であった
だがその瞳に恐怖や不安は一切無く
かといって、この状況を無邪気に楽しんでいる様子も無い
ーどうして自分がここにいるのか
それだけを不思議に思いながら歩んでいた
そして少女は、行く先にホテルが建っているのを見つける
・・・とりあえずここに入るしかない、と
少女もまた、今まで訪れた人々と同じようにホテルのドアを開けたのだった
「これはこれは小さなお客様、お泊りでございますか?」
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