おそ松
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『あれ?おそ松くん?』
パチンコで負けてから。
俺ことおそ松は、パチンコ店の前でかわいいあの子と再会した。
「え。スズネ、ちゃん?」
『おそ松くんでしょ?久しぶり!』
彼女は学生時代のクラスメイトだ。
正直めっちゃタイプで、暇さえあればちょっかいをだしてた。
スズネちゃんはあの頃よりも綺麗になってた。
きっと輝かしい社会人としての生活を謳歌してきたことだろう。
思わず見惚れてしまっていたが、はっと我に返って近くの電柱に隠れる。
『え、おそ松くん!?どうしたの?』
「ごめん、今の俺にとって君はあまりにもまぶしすぎる!ってかお願い見ないで!今の俺を見ないでっ!!」
『な、なんで?』
「何が何でも!!」
着てる服オシャレじゃないしパチンコ店から出てきたところ見られちゃったし持ってるのはよりにもよって思わず買ってしまったマル秘本だったりで。
とてもじゃないけど好きな子には見せられたもんじゃない。
「今の俺じゃ君に会わせる顔がないのぉ!」
『えっと。すごく言いにくいけど、それって、ニートだからってこと?』
「え!?一瞬でそこまでわかっちゃう!?」
『あ、いや。偶然会ったトド松くんから聞いて。』
「あの野郎。」
俺が昔、スズネのことすっごく気に入ってたの知ってただろうがお前!
『私、気にしないよ?』
「だけど!俺、卒業する時ビッグになるとか人間国宝になるって宣言したのに、今じゃニートやってるだなんてかっこわるいじゃん!?」
卒業したら偉くてすごい人間になるつもりだったのに。
スズネに再会する時はかっこいい俺を見せたかったのに。
昔と全然変わってない、バカな俺のまま。
恥ずかしいんだか訳わかんない感情でグルグルしてた。
『その、何て言ったら良いかわからないけど。私は、そんなおそ松くんでも嫌いじゃないよ!』
「でもかっこわるいだろ!?」
『かっこわるくても、おそ松くんはおそ松くんだよ!!』
同情するなら金をくれ、なんて皮肉なことを思う。
だけどそんな俺の気持ちを打ち消すかのようにスズネは力強く叫んでくれていた。
『他の皆にも会ったんだよ?カラ松くんにチョロ松くん。』
「あいつらにも、会ったのか?」
『うん。それに一松くんや、十四松にも!』
「俺が一番最期かよ。」
『だからね、嬉しかったんだよ?』
いつの間にか、彼女は電柱のすぐ後ろまで来ていた。
「え?」
『だって、皆顔は変わってなかったけど、性格はすっかり変わっちゃって。私、驚いた。』
「たしかにあいつらは変わったな。」
『だから、皆からおそ松くんは昔と全然変わってないって聞いて嬉しかったの。私の知ってる、おそ松くんでいてくれてるんだなって。』
「だけど、俺ニートだぜ?」
『六つ子そろってニートなんでしょ?おそ松くん家らしいよ。』
「こんな俺でも、お前はいいの?」
『そんなおそ松くんが、私は好きだよ。』
「・・・うぅ。」
ばっかやろう。
んなことお前に言われたら、泣くほど嬉しいにきまってんじゃんかよぉ!!
「スズネー!!」
泣きながら俺はスズネに飛びついた。
きっとみっともない顔だったことだろう。
でも俺はもう、そんなことはどうでもよかった。
「俺も好き!お前のことマジ好き超好き昔から好きー!!」
『ちょ!?セクハラ、セクハラだって!』
「うああああああ!スズネ~!お前やっぱ天使だ!こんな俺がいいなんてよ~!!」
『あーもう!本っ当にバカなんだから。ビッグになっちゃったら、私が顔を会わせられないよっ。』
それから俺は、スズネが許してくれる間ずっと彼女を抱きしめていた。
「俺もう一生変わらない!一生ニートでいい!」
『そこは変える努力しようよ!』
〆
パチンコで負けてから。
俺ことおそ松は、パチンコ店の前でかわいいあの子と再会した。
「え。スズネ、ちゃん?」
『おそ松くんでしょ?久しぶり!』
彼女は学生時代のクラスメイトだ。
正直めっちゃタイプで、暇さえあればちょっかいをだしてた。
スズネちゃんはあの頃よりも綺麗になってた。
きっと輝かしい社会人としての生活を謳歌してきたことだろう。
思わず見惚れてしまっていたが、はっと我に返って近くの電柱に隠れる。
『え、おそ松くん!?どうしたの?』
「ごめん、今の俺にとって君はあまりにもまぶしすぎる!ってかお願い見ないで!今の俺を見ないでっ!!」
『な、なんで?』
「何が何でも!!」
着てる服オシャレじゃないしパチンコ店から出てきたところ見られちゃったし持ってるのはよりにもよって思わず買ってしまったマル秘本だったりで。
とてもじゃないけど好きな子には見せられたもんじゃない。
「今の俺じゃ君に会わせる顔がないのぉ!」
『えっと。すごく言いにくいけど、それって、ニートだからってこと?』
「え!?一瞬でそこまでわかっちゃう!?」
『あ、いや。偶然会ったトド松くんから聞いて。』
「あの野郎。」
俺が昔、スズネのことすっごく気に入ってたの知ってただろうがお前!
『私、気にしないよ?』
「だけど!俺、卒業する時ビッグになるとか人間国宝になるって宣言したのに、今じゃニートやってるだなんてかっこわるいじゃん!?」
卒業したら偉くてすごい人間になるつもりだったのに。
スズネに再会する時はかっこいい俺を見せたかったのに。
昔と全然変わってない、バカな俺のまま。
恥ずかしいんだか訳わかんない感情でグルグルしてた。
『その、何て言ったら良いかわからないけど。私は、そんなおそ松くんでも嫌いじゃないよ!』
「でもかっこわるいだろ!?」
『かっこわるくても、おそ松くんはおそ松くんだよ!!』
同情するなら金をくれ、なんて皮肉なことを思う。
だけどそんな俺の気持ちを打ち消すかのようにスズネは力強く叫んでくれていた。
『他の皆にも会ったんだよ?カラ松くんにチョロ松くん。』
「あいつらにも、会ったのか?」
『うん。それに一松くんや、十四松にも!』
「俺が一番最期かよ。」
『だからね、嬉しかったんだよ?』
いつの間にか、彼女は電柱のすぐ後ろまで来ていた。
「え?」
『だって、皆顔は変わってなかったけど、性格はすっかり変わっちゃって。私、驚いた。』
「たしかにあいつらは変わったな。」
『だから、皆からおそ松くんは昔と全然変わってないって聞いて嬉しかったの。私の知ってる、おそ松くんでいてくれてるんだなって。』
「だけど、俺ニートだぜ?」
『六つ子そろってニートなんでしょ?おそ松くん家らしいよ。』
「こんな俺でも、お前はいいの?」
『そんなおそ松くんが、私は好きだよ。』
「・・・うぅ。」
ばっかやろう。
んなことお前に言われたら、泣くほど嬉しいにきまってんじゃんかよぉ!!
「スズネー!!」
泣きながら俺はスズネに飛びついた。
きっとみっともない顔だったことだろう。
でも俺はもう、そんなことはどうでもよかった。
「俺も好き!お前のことマジ好き超好き昔から好きー!!」
『ちょ!?セクハラ、セクハラだって!』
「うああああああ!スズネ~!お前やっぱ天使だ!こんな俺がいいなんてよ~!!」
『あーもう!本っ当にバカなんだから。ビッグになっちゃったら、私が顔を会わせられないよっ。』
それから俺は、スズネが許してくれる間ずっと彼女を抱きしめていた。
「俺もう一生変わらない!一生ニートでいい!」
『そこは変える努力しようよ!』
〆