出来心だったんです
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教皇の間の扉を開けると、優羽はカノンを軽々と黄金聖闘士達が居る所まで投げ飛ばした。
その華奢な身体のどこにそんな力があるのか…。
投げ飛ばされたカノンは頭を地面にめり込ませながら進んで行く…。
投げた張本人は爽やかな笑み。
『外にいたから連れてきたvV』
ミロ「マジでぇvV?優羽ナイス!」
カミュ「今から殴りに行こうとしてたところだったvV」
『ぇ~邪魔しちゃった?』
ディーテ「ぜんっっっぜん♪」
カノン(おっいぃぃぃっ!どこのヤンキーの会話だよぉぉ!!ああチクショウッ!!あのまま気絶すれば良かったぁぁぁ!!!!てか、何時までも此処に居るんじゃなかったぁぁぁ!)
キャッキャと話す天使の顔をした悪魔の4人の会話を聞いて、気絶したようにしているカノンは心の中で叫んだ。
『狸寝入りしてんじゃねぇーよvV』
そんな事などお見通しの優羽はカノンの所に行くと、ハリセンでカノンの頭を叩く。
カノン「はい。すみません。」←正座
カノンを囲んで黄金聖闘士達は(引きつった)笑みで見下ろす。
ミロ「で、どうやったら元に戻るのかな~?💢💢」
カノン「……誰が言うか、乳デカ女」
ミロ「んっだどぉぉ!?もっぺん言えぇぇ!!」
カノン「あ、違うか。乳がデカいのは脂肪の所為だもんな」
ミロ「ぁんだどぉぉッッ!!?」
ムウ「ちょっ!落ち着いて下さい!!」
カノンの挑発に乗って掴みかかろうとするミロを、ムウが後ろから制止する。
ミロ「離せ、ムウっ!コイツのチンコにスカーレットニードルを打ってやるぅ!ッ」
『落ち着け。』
ミロ「へぶしっ!!」
ムウの制止を聞かず暴れるミロの頭部を、優羽は躊躇なくハリセンで叩く。
ミロ、ノックout…
優羽はカノンに向き直り、カノンの目線に合わせるようにしゃがむ。
『で、どうやったら元に戻るんだ?』
カノン「優羽が俺にイイ事してくれたら…」
『イイ事って?』
カノン「俺をイかせたら…とか」
カノンの言葉に優羽は『分かった』とだけ言うと立ち上がる。
カノン「え?はっ?マジで?!」
『あぁ、ただし…イくのは――
冥界の王が居るエリシオンにだがな♪』
ハリセンが音が鳴るくらい腕を振る。
しかも笑顔で。
カノン「やだっ?!ちょっとこの子、本気…っ!!」
『で、もう一度聞くが…どうやって元に戻るのだ?』
カノン「24時間すれば元に戻ります。」
優羽に向かって土下座をするカノン。
これが本当に神を騙した男で、サガの弟なのだろうか――
サガ意外の黄金聖闘士が疑いの目をカノンに向ける。
サガに至っては顔を両手で覆って体を震わせ泣いている始末だ…。
カノン「本当に出来心だったんです…」
『これに懲りたら、もうしない事だな』
カノン「はい。もうしません」
そんなこんなで、カノンは海に帰り、
黄金聖闘士達は無事に元に戻ったのだった…。
――end…。