出来心だったんです
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シュラ「確かに男だな。」
シュラはそう口にすると、何事もなかったかのように着物を元通りに直す。
そんなシュラの頬を優羽は素早く往復ビンタを炸裂させた。
しかもそれは素手ではなく、どこから出したのかハリセンで…。
シュラ「…ッッ!っー…ッ、今の俺は女なんだから…少しくらいは加減したらどうだ」
相当痛かったのか、頬を押さえ涙目で優羽を見上げる。
『フンっ、…悪いが我は一輝と同じでフェミニストではないからな』
相手はシュラとは言え、女性に手を出しても微動だにしない優羽の表情と口振りに、その場にいた黄金聖闘士の背に冷や汗が流れた。
デス「じゃ、じゃぁ女にムラムラしたりとかは…」
デスマスクの言葉に優羽は再びふん、と鼻で笑う。
『この優羽、生まれてこの方一度も女性に対して欲情した事はない。貴様等とは違うからな』
優羽の謎のドヤ顔に黄金聖闘士達は心の中でツッコむ。
あくまで、心の中で。
ミロ(うゎ~…男じゃねぇ;;てか、あのドヤ顔ムカつくなぁおいッッ!!)
デス(ありえねぇ;;)
シュラ(嘘臭いな…)
ディーテ(ふむ…そう言われては欲情させたくなる)
シャカ(試してみたいものだ)
などなど…
カミュ「しかし…何故優羽だけ女にならないんだ?」
『そんなもの我も知らん』
そう吐き捨て優羽がそっぽを向いた時、首元で何かがキラリ、と光る。
ムウ「?…優羽、首に何を付けてるんですか?」
それに気づいたムウが優羽に尋ねる。
ムウの言葉に優羽はあぁ、とその存在に気付き、着物の中から取り出す。
黄金聖闘士達は優羽の周りに集まり、手の平の中を覗いた。
その手の中には薔薇のペンダントがあった。
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