*Laudate Dominum* 4
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*緑間 side*
高尾という男に連れて来られたのは裏庭で、其処には様々な種類の華が植えられていた。
「…凄いな」
「ふっふ~ん。殆ど俺が手入れしてんだぜ?」
つい漏らした言葉に高尾は鼻高々に返事を返してきた。
ちっ…聞いていたのか。
「つっても、雑草ムシりと掃除くらいだけどなぁ…。こーゆーの育て方分かんねぇし。
華はユーリが手入れと世話してんな」
準備をしながら話す高尾。
それを半分聞きながらもう一度花の方に視線をやる。
見ていて飽きない程美しく咲いた華。
香りも上手いぐわいに混じらず、何処か心が落ち着く感じがした。
「…さてと。さっさと始めようぜ?」
上空からした声にハッ!と我に返り、慌てて返す。
*********
「ふんふんふ~ん♪」
機嫌よく鼻歌を歌いながら木の枝を整える高尾。
俺は高尾が切って落ちた枝などを集め袋に入れる。
青峰か?
あの馬鹿は虫か何かを追ってどっか行ったのだよっ!
「ところで真ちゃんさぁー」
「変な呼び方をするな。で、何だ?」
「ユーリの事気になんねぇの?」
高尾の言葉に、作業の手が止まる。
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