【パラレル/台詞ネタ】聖獣の髪の毛



唯一「えええええいいの!? ほんとに切っちゃっていいの!!? こんな綺麗な髪! ここまで伸ばしたのに勿体ない!!」

華倉「大丈夫です。ばっさりやっちゃってください」

唯一「うへぇええ……美容師としては切り甲斐あるけど失いたくない複雑な気分だよ……」

鳳凰「黙って座っているのもしんどいので手短に頼む」

隼人「榎本さん手の震え半端ないっすね」

唯一「うわぁあだってぇぇぇ」

隼人「で、どのくらいまで切る予定なんすか?」

華倉「あー、そうだねぇ。一応本人にも訊いとこうか。鳳凰どうする?」

鳳凰「どうするもこうするも……我にはよう分からん。華倉決めてくれ」

華倉「そう言うと思ったけど、俺の好みに任せると扇さん一択になっちゃうんだよなぁ」

唯一「あー、華倉くんが贔屓にしてるバンドの人だっけ……? ちなみにどんな感じ?」

隼人「さっきから髪触ってるだけで切る気が見られない」

唯一「まだ躊躇いの方が大きいんだよぅ」

華倉「えーっとっすねぇ、一番最新のがこれなんですけど、これはちょっとアーティスティック過ぎるので……」

隼人「ほんと好きですねその人」

唯一「うわースマホの画像フォルダ凄ーい」(←流石にちょっと引いてる)

華倉「俺としてはこのくらいのが好きですが……」(←全く気にしてない)

唯一「ふむ……確かにこの人にはこれが似合うのは分かる。それを踏まえて、そうだねぇ……鳳凰さんは顔の造形がはっきりしてて、その人よりもちょっと面長だから、それを考慮しての~……」

隼人「何か出してきた」

華倉「美容師が使うマジモンのヘアカタログだ」
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