前編
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そういえばそうだった。ああ、と感嘆したユウは、グリムは寝坊してしまったせいで今日来られなかったことも思い出した。今頃ツナ缶でも貪りながらゴーストたちと戯れているだろう相棒を思い、キノコは腕いっぱいに抱えきれないほど収穫すると決意したのだ。
「そう言えば皆はどこに?」
「もう出かけている。午前は俺とお前で荷物の番をすることになったから、採るなら午後からだ」
腕時計を見ればもう時間は正午になる。ユウは傍にいる銀髪の麗しい人に、胸がつまるような感覚を覚えた。体操着のつなぎから見える逞しい腕に、抱きしめてほしい気持ちでいっぱいだった。
しかし、いつ戻ってくるか分からないうえ他人様の(それもあのジェイドの)領域で恋人らしいことをするのは気が引ける。ユウはシルバーの太ももを指でつついた。洞窟の出入り口を見張っていたシルバーの視線が再び彼女に向く。
「……先輩、傍にいてくれて、ありがとうございます」
彼女が微笑むと、シルバーもつられたように頬を持ち上げる。
「構わない。お前を守るのは、俺の役目だ」
「そう言えば皆はどこに?」
「もう出かけている。午前は俺とお前で荷物の番をすることになったから、採るなら午後からだ」
腕時計を見ればもう時間は正午になる。ユウは傍にいる銀髪の麗しい人に、胸がつまるような感覚を覚えた。体操着のつなぎから見える逞しい腕に、抱きしめてほしい気持ちでいっぱいだった。
しかし、いつ戻ってくるか分からないうえ他人様の(それもあのジェイドの)領域で恋人らしいことをするのは気が引ける。ユウはシルバーの太ももを指でつついた。洞窟の出入り口を見張っていたシルバーの視線が再び彼女に向く。
「……先輩、傍にいてくれて、ありがとうございます」
彼女が微笑むと、シルバーもつられたように頬を持ち上げる。
「構わない。お前を守るのは、俺の役目だ」