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真の歴史へ

「私は飛べないわ」
令子が言う

「私も無理なワケ。 って言うか普通は無理よ」

エミは冷静に言った

「私は飛べるわ~~」

冥子が式神を出した

「僕も大丈夫です。」

ピートが最後に言った


「じゃあ、 小竜姫が美神さんを抱えて飛んでくれ、 ルシオラは小笠原さんを頼む。 後は各自飛んでくれ」

横島が指示を出すが美神が突っ込む

「ちょっと! 横島くん? あなた達は飛べるの? それに荷物はどうするの?」

「俺達はみんな飛べます。 荷物は諦めて下さい 逃げ遅れれば飛行機と一緒に海の藻屑ですよ。」

そう話してる間にも飛行機は高度が落ちていく

「ヨコシマ! そろそろ危ないわ!」

「みんな早く飛び出すんだ!」

ルシオラと横島の声にみんな急いで飛び出した

飛行機はそのすぐ後墜落してしまった


「横島さん。 この後どうしますか?」
小竜姫が訪ねる

「横島、ずっと飛んで行くのは危険よ。 またコウモリが来たら、人を抱えてる小竜姫とルシオラは危ないわ」

タマモが言った

「しかたないな。 近くにある船に降りよう。」


横島達は近くのヨットに降りた

前回は無理やりだったが

今回は横島がお金を出してブラドー島まで送ってもらった

ピートがみんなに

「すいません。みなさん、昼間だと思って油断しました。 横島さんに忠告されたのに… 敵の名はブラドー伯爵です 古く強力な真祖の吸血鬼です。」


「でもこの島はブラドーの魔力に包まれてるわね」

令子が言った

「これじゃ吸血鬼が隣にいてもわからないワケ」

エミが続いて話した

横島はタマモを見て

「お前はどうだ?」

「ダメね 近くに来ればわかるけど、警戒出来る範囲は狭いわ」

タマモは首を横に振り話した


そこに現れたのは
「遅かったな!」

ドクターカオスとマリアだった

「カオス! あんた達のせいで飛行機落ちたじゃないの!!」

令子とエミが怒りカオスに詰め寄る

「まっ 待て! ワシはみんなを……」

令子とエミにシバかれて、ボロボロになった。


横島達は後ろで見ていて念話で話していた(俺も昔はよくシバかれたな…)

(美神さん、ヨコシマが居ないのでストレス溜まってるのかしら? シバき方がキツいわ)

(横島さんでなくて良かったですね)

(やっぱり美神に関わるとロクなことないわ)


結局ピートが止めて話をはじめる

「村は見つけたが人っ子1人おらんぞ!」

カオスの言葉にピートは焦る

みんなで村の中を探したが、唐巣のメガネ以外見つからなかった


横島は小竜姫を見て念話で話した

(地下のこと話そうか?)

(そうですね… とりあえず様子を見た方いいでしょう。 ブラドーに地下が知れたらやっかいですから…)

(わかった)


そうして
一行は付近の丈夫そうな家に簡易結界を張り一晩泊まることにした


夕食時になりみんな和気あいあいと食事をしている


横島達は
いつものようにラブラブな甘い空間を作っていた

「ヨコシマ 結構美味しいわね~」

「横島さん はい、アーン」

「これでお揚げがあれば完璧なんだけどね~」


他のメンバーは
エミがピートに迫っていて

美神は冥子に絡まれていた


ピートは一人警戒して周りを感心していた

(さすがに先生が呼んだ人達だ。 すごい余裕だ)


食事を終えると
冥子が持ってきたUNOを横島達と令子と冥子でやっていた


ピートはエミから逃げるように付近の偵察に行き

エミも後から追いかけていった

令子が部屋をでてトイレに行った


横島はエミや令子が危険なのはわかっていたが、言っても聞かないので黙っていた


しばらくするとピートが急いで家に入ってきた

「みなさん、ブラドーが現れました! 小笠原さんが吸血鬼に噛まれまさた」

横島達はすぐに戦闘体制になり

「横島、この家地下室あるわよ」

タマモの言葉に続けて

「室内では大勢では不利です。六道さんとドクターカオスは地下室に入って下さい」

「わかったわ~~」

「マリア、お前はここで迎え撃て」


冥子とカオスが地下室に入った

建物の外には吸血鬼化した村人が多数いたが、結界で入ってこれなかった

しかし
突然結界が消えた

「横島さん結界が消えました!」

小竜姫が横島に言う

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