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GS横島 運命と戦う者

「そうなのですか…」

「ええ、私は彼女にもチャンスを与えたいの。 無論タマモちゃんとヨコシマの気持ち次第だけど、ヨコシマは多分受け入れるわ。 彼女はなんとなくほっとけないのよね…」

小竜姫は考え込みながら聞いていた

ルシオラはそんな小竜姫に自分の考えを話していた


「そのうちハーレムになりますね」

小竜姫はふと笑った

自分がそこに入ってると思うと、思わず笑ってしまった


「ヨコシマには頑張ってもらわないとね~ でも彼女で最後かも… ワルキューレさんは親友に近い感情みたいだし… パピリオは恋愛はまだ理解出来ないわ… 後はもし、おキヌちゃん辺りが全てをかけてここに来れば、可能性はあるけど… 彼女の行動力じゃ無理ね。 今まで側に居ても行動出来なかったんだから…」

ルシオラは自分の推測を話していた

「ルシオラさんは心が広いですね」

小竜姫はルシオラの心の広さに感心していた


「誰でもって訳じゃないわよ。 正直、美神さんやおキヌちゃんは一緒にヨコシマを愛していく資格無いと思うしね… 小竜姫さんとタマモちゃんとは別よ」


ルシオラと小竜姫はその後も、横島と周りの女性のことで盛り上がっていた


横島の知らない間に二人で横島の恋人候補を決められていた


「小竜姫さん、から告白してね ヨコシマは超奥手だから…」

「えっ!! 私からですか… 私告白なんてしたこと無いんですが…」


ルシオラの話に小竜姫は恥ずかしそうに話した

「でもヨコシマから告白するのは無理よ。 美神さん達がいい例だわ。」

ルシオラは苦笑いしていた

「それはそうですね…」

小竜姫は納得してしまった

「今夜はヨコシマが一人で寝るようにするから、部屋に行って告白だけでもしてね」

ルシオラは微笑み話した

小竜姫は顔を赤らめて頷いた


その日の夜

みんな部屋で寝付いた頃…

小竜姫は一人部屋で顔を赤くして手に汗握っていた


私は今まで恋などしたこと無かった…
私は横島さんが好き…

でも横島さんにはルシオラさんがいる

正直悔しかった…

私が最初に彼の才能を見いだしたのに…

今が私の最後のチャンスだろう

横島さんとルシオラさんと共に…


小竜姫はずっと考え、妄想して行った

顔は不安そうになったり、微笑みデレデレになったり…

少し危ない感じになっていた…


「横島さん…」


小竜姫はふと気が付くと、もう夜中になっていた

そして決意を込めて立ち上がった!


誰にも気付かれないようにゆっくり横島の部屋に行った

小竜姫は高鳴る胸を抑えて横島の部屋をノックした…


コンコン…


………………


返事が無い


小竜姫は横島が寝ているのかと思って、静かにドアを開けた…


赤くなりそうな顔を必死で抑えて横島が寝ている布団を見るが……

横島は居なかった…

(あれ? 横島さんはどこに行ったんでしょう……)


小竜姫は横島が居そうな場所を探した

台所や居間にも居ない

小竜姫は外を探すことにした

横島はどこにも居なかった

(まさか…)

小竜姫は修行場所の異空間に向かった


異空間のドアを開けると、横島が静かに瞑想していた


小竜姫達は気が付かなかったが、横島は一人で寝る時は深夜に修行をしていた


さすがに横島も毎晩ルシオラと一緒に寝ては居なかった

一応小竜姫達に気を使っていたのだった…


小竜姫は気配を消してそっと横島に近寄る


「小竜姫さま… こんな夜中にどうしたんすか?」

横島はずっと瞑想のまま言葉を小竜姫にかけた

小竜姫はまさか気付かれてるとは思わず、ビックリした


「横島さん… よく気が付きましたね…」

小竜姫は緊張した様子で話した


横島は瞑想を止めてゆっくり振り返った

「霊視や気配を探る修行も結構しましたからね。」

横島は苦笑いしながら話した

「いつからみんなに隠れて無茶をしてたんですか?」

小竜姫は少し拗ねたように話した

「無茶はしてないっすよ。 基礎のおさらいをしてただけっす。 それより小竜姫さまはどうしたんすか?」

横島は少しオドオドしていた

小竜姫は顔を赤らめてモジモジしていたが、思い切って話した

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