新しき絆
横島は両手に栄光の手を出すと霊力を上げた
そしていつも雪之丞と除霊している調子で戦っていった
栄光の手を剣とグローブに変えたりしながら、悪霊を除霊していく…
強い悪霊だが、今の横島なら対等以上に戦えた
途中霊波砲も使い、前の横島と比べたら別人のような除霊だった…
そんな横島の除霊を隠れて見ていたのはタマモだった…
タマモは信じられない思いで見ていた
最初は何だかんだ言っても、横島を心配して見ていたのだ
だが、横島はいきなり強くなった…
見たこと無い真剣な表情で冷静に除霊していく
そんな横島をタマモは驚きで見続けた
結局、横島は文珠を使わないで除霊を終えてしまった
横島は悪霊を完全に除霊したのを確認すると、外に出てタマモを探した
タマモを見つけた横島は二人で事務所に帰っていった…
帰る途中タマモは、真剣な表情でずっと横島を見つめていた
横島はそんなタマモに気がつき、タマモに話しかけた
「タマモ? どうした? 腹でも減ったか?」
横島は軽い調子で聞いた
タマモはしばらく沈黙の末…
ゆっくり話し出した
「ねえ… 何で実力を隠してるの?」
タマモの問いかけに横島は驚いて答えた
「隠す? 俺は何にも隠してないぞ?」
しかしタマモは表情を変えずに横島を見つめる
「何を考えてるの? 今日の横島は普段と全然違ってたわ… 今の横島なら美神より強いんじゃないの?」
タマモの真剣な話に横島は、ようやく見られていたことに気がついた
「いや~ 隠れて少し特訓したんだよ」
横島は苦笑いしてタマモに説明した
「そんなレベルじゃないのは私にはわかるわっ!! 横島は前からおかしかったわよね… 何か無理してた」
タマモは心配そうに横島を見ていた
そんなタマモに横島は優しい笑みを浮かべて見た
「よく気がついてたな… さすがは妖弧だ… 確かに俺は美神さん達には嘘をついてる。 だが、お前ならわかるだろ? あの人が信用出来ないのは…」
それはタマモの知らない横島だった
優しい笑みを浮かべていたが、普段のおちゃらけた感じは無く、どこか悲しそうな気がした
「確かに… あの人は完全に信用はしてないわ… でも、横島が何故嘘をついてまであの事務所にいるの?」
「俺はお前とシロが心配なんだ… 美神さんは何かあれば、お前達を犠牲にするからな」
タマモの心配そうな表情に、横島は素直に話した
誰よりも冷静なタマモなら理解してくれるだろうと思って…
「横島……」
タマモは言葉が出なかった
横島がまさか、自分の為に嘘をついて令子にこき使われてもいるのだと知って……
タマモは気がついていた
横島が普段から自分やシロを守るように除霊しているのを…
偶然かとも思った
しかし、今日横島の実力を知ってしまった
今日の実力なら不可能ではないことを理解した
「なんで… 私とシロの為に… 本当は美神が嫌いなんでしょう?」
タマモは驚いたまま聞いた
タマモは前から横島をよく見ていた
自分を助けた相手の本質を見極めようと…
普段は馬鹿でスケベだが、どこか令子に対する対応がおかしかったのを…
ずっと感じていた
「お前は本当に鋭いな~ まさか美神さん達も気がついてるのか?」
横島は困ったようにタマモを見た
「ううん、私だけよ。 誰にも話してないわ… 私も確信が無かったの」
タマモは素直に横島に話した
「そうか… 良かった。 俺はもう美神さん達を仲間とは思ってない。 だから誰にも言わないでほしい… 出きるか?」
横島は優しくタマモに話した
「わかったわ… 誰にも言わない。 でも、いつか理由を教えてね…」
タマモは今理由を聞かなかった
横島にはタマモが考えてる以上に深い理由があったのを感じていた…
そしてその日は帰っていった
そしていつも雪之丞と除霊している調子で戦っていった
栄光の手を剣とグローブに変えたりしながら、悪霊を除霊していく…
強い悪霊だが、今の横島なら対等以上に戦えた
途中霊波砲も使い、前の横島と比べたら別人のような除霊だった…
そんな横島の除霊を隠れて見ていたのはタマモだった…
タマモは信じられない思いで見ていた
最初は何だかんだ言っても、横島を心配して見ていたのだ
だが、横島はいきなり強くなった…
見たこと無い真剣な表情で冷静に除霊していく
そんな横島をタマモは驚きで見続けた
結局、横島は文珠を使わないで除霊を終えてしまった
横島は悪霊を完全に除霊したのを確認すると、外に出てタマモを探した
タマモを見つけた横島は二人で事務所に帰っていった…
帰る途中タマモは、真剣な表情でずっと横島を見つめていた
横島はそんなタマモに気がつき、タマモに話しかけた
「タマモ? どうした? 腹でも減ったか?」
横島は軽い調子で聞いた
タマモはしばらく沈黙の末…
ゆっくり話し出した
「ねえ… 何で実力を隠してるの?」
タマモの問いかけに横島は驚いて答えた
「隠す? 俺は何にも隠してないぞ?」
しかしタマモは表情を変えずに横島を見つめる
「何を考えてるの? 今日の横島は普段と全然違ってたわ… 今の横島なら美神より強いんじゃないの?」
タマモの真剣な話に横島は、ようやく見られていたことに気がついた
「いや~ 隠れて少し特訓したんだよ」
横島は苦笑いしてタマモに説明した
「そんなレベルじゃないのは私にはわかるわっ!! 横島は前からおかしかったわよね… 何か無理してた」
タマモは心配そうに横島を見ていた
そんなタマモに横島は優しい笑みを浮かべて見た
「よく気がついてたな… さすがは妖弧だ… 確かに俺は美神さん達には嘘をついてる。 だが、お前ならわかるだろ? あの人が信用出来ないのは…」
それはタマモの知らない横島だった
優しい笑みを浮かべていたが、普段のおちゃらけた感じは無く、どこか悲しそうな気がした
「確かに… あの人は完全に信用はしてないわ… でも、横島が何故嘘をついてまであの事務所にいるの?」
「俺はお前とシロが心配なんだ… 美神さんは何かあれば、お前達を犠牲にするからな」
タマモの心配そうな表情に、横島は素直に話した
誰よりも冷静なタマモなら理解してくれるだろうと思って…
「横島……」
タマモは言葉が出なかった
横島がまさか、自分の為に嘘をついて令子にこき使われてもいるのだと知って……
タマモは気がついていた
横島が普段から自分やシロを守るように除霊しているのを…
偶然かとも思った
しかし、今日横島の実力を知ってしまった
今日の実力なら不可能ではないことを理解した
「なんで… 私とシロの為に… 本当は美神が嫌いなんでしょう?」
タマモは驚いたまま聞いた
タマモは前から横島をよく見ていた
自分を助けた相手の本質を見極めようと…
普段は馬鹿でスケベだが、どこか令子に対する対応がおかしかったのを…
ずっと感じていた
「お前は本当に鋭いな~ まさか美神さん達も気がついてるのか?」
横島は困ったようにタマモを見た
「ううん、私だけよ。 誰にも話してないわ… 私も確信が無かったの」
タマモは素直に横島に話した
「そうか… 良かった。 俺はもう美神さん達を仲間とは思ってない。 だから誰にも言わないでほしい… 出きるか?」
横島は優しくタマモに話した
「わかったわ… 誰にも言わない。 でも、いつか理由を教えてね…」
タマモは今理由を聞かなかった
横島にはタマモが考えてる以上に深い理由があったのを感じていた…
そしてその日は帰っていった