第四章 純粋培養

【一週間半後 ROG. COMPANY本社 社長室】

「うげ、またコレぇ?」

そう呟いたのは、鞠絵だ。社長室宛てのダイレクトメッセージの仕分けをしていた彼女は、ハンディタイプの金属探知機が反応したのを見て、あからさまに嫌そうな表情をする。もうn回目となる、このパターン。
だが、丈夫な革手を嵌めようとした鞠絵を見たレイジが、デスクから「ちょい待ち、マリー」とストップを掛ける。指示通り、動きを止めてレイジを見た鞠絵は、室内に待機しているイルフィーダ隊の一体に、「マリーが弾いた手紙の処分、よろしく」と命令を飛ばした。すると、レイジの命令を受けたロボット兵は返事をして、鞠絵のもとへと歩いて行く。

『不審な手紙の処分係を、交代いたします。後はお任せください』
「はーい、よろぴー」

鞠絵はそう言いながら、ハンディ型金属探知機をロボット兵に手渡してから。自分は革手を外すと、それを所定の位置に戻す。

「ウチの若社長に嫌がらせしたところで、自分たちのストレスなんて晴らせやしないってのにさ。懲りないっつーか、なんつーか。
 いや、ぶっちゃけ、頭ダイジョーブ?って聞きたくなるっすねー」

一連の流れを見ていたセイラが、応接用の机を拭いていた台拭き片手に、なんてことないといった風にそんなコメントした。彼女は台拭きを、今度は革製のソファーを拭くための専用の布に持ち替えながら、続ける。

「嫌がらせは有名税、とか抜かす奴らってさー、結局、体のいいサンドバッグ探しがしたいだけなんすよ。広義的に。たぶん。
 でもさ、そういうのって、相手は生きた人間だっつー、基本のキの字も分かっちゃいない、想像力ナッシングな思考回路しているから…、あー、なんて言えばよさげ?残念な人類?」
「セイラ、それもう『行動理念が低能』でよくない?」
「あ、それだわ。マリー、天才か?その語彙力、神か?いやいっそ、銀河か?」
「うんにゃ。天才的なウチの兄貴がニュースとか見て、よくそんなコメントしてるからさあ、それってつまり、ウチらより天才の兄貴が言うそっちの語彙が正解、ってことじゃね?って思っただけ」
「なるへー。さっすが、センセ。Room EL箱推し勢、侮れんわー」

セイラと鞠絵が、きゃははは、と笑い合う。だが、レイジはげっそりした表情で、二人の会話に割って入った。

「その地獄みたいなJKギャル同士の会話、そろそろやめろ…。内容が絶妙に気になり過ぎて、なんか微妙に集中できねーから…」

レイジは声は嫌そうなそれでも、口調そのものは割と慣れたモノである。かしましい女子高生同士の会話も、週四のペースで聞いていたら、案外と馴染み深くなるようだ。

「マリー、今度から、金属探知機が反応した手紙が出てきたら、即効でイルフィーダ隊を呼びな。どーせ、その辺に突っ立ってるからさ…。
 後で俺の方から、マリーが手紙の処分を言いつけてきたら応じるように、ルカ兄にコマンドの設定をいじっとくよう、頼んでおく。怪我されたら困る…、マジ困る…」
「了解でーす。でも、ウチの仕事が減るけど…。給料泥棒にはなりたくないんだけどさあ…」

レイジからの指示に鞠絵は応じるものの、己の仕事が減ることを懸念していた。此処に入った以上、最低限の責任は取りたいという、真っ当な信念から来るもの。眩しいものである。一方でレイジは、新調したばかりのノートパソコンのキーボードを高速で叩きながら、彼女の懸念点を埋めるように答えた。

「それなら、現存のダイレクトメッセージじゃなくて、次は電子メールの方を中心に捌いて貰うようにするから。あ、業務に直接関わるようなもんじゃなくて…、法人向けのカタログメールとか、企業用のメールbotから送られてくる広告メールとか…、そういう雑多なヤツの仕分け。だから、最悪、ウイルスメール開いたとしても、お咎めは少なめっぽいかな…。まあ、ルカ兄がウイルスメールなんて雑魚の侵入を許すとも思えないけどさあ…。
 …あ、今、セットアップしてるコレ、マリーに与える仕事用のノートパソコンな。あと五分で必要な設定を終わらせるから、ちょっと待ってろ」

レイジがそこまで言ったとき。彼のデスクの内線が鳴る。

「はい、社長室の前岩田です。………はい、分かりました。至急、向かいます」

言葉少なにやり取りを終えたレイジは、受話器を静かに置くと。鞠絵に向かって、申し訳なさそうに言った。

「ごめん、マリー。あんたにパソコンを支給するの、今から五分後じゃなくて、五日後になりそうだわ…」


*****

多きな会議室に通されたレイジは、ずらり、……とまでは行かないものの、先んじて座っていた役職付きの中堅社員たちから、一斉に視線を寄越される。……この値踏みするかのような視線。居心地が良くないわけがない。されとて、そこで怯むほどレイジは小物ではなかった。むしろ、父親への反抗心が燃え滾った瞬間、彼を殴り飛ばしたくらいの気概の持ち主。

「…さて、一ヶ月後にリリース予定の、子ども向けファンシー文具の企画が遅れている、というのは?ご説明をお願いします」

レイジは席に着くなり、早速、本題に入った。前フリもなく、歓談もなく。詰まった仕事とタスクは、なるべく早めに処理しようとする。…いま、此処に並んでいる社員たちからすれば、レイジもジョウにそっくりな気質を持っていると言えた。

重役の一人が、へらり、と笑って、説明を始める。

「そのままです、社長。今回の文具の企画を担当しているデザイナー部門から、「納品が遅れる」という報告がありまして。報告書と、直接聞いた状況を纏めた限り、今回のリリースは、最低でも四ヶ月は延期にしないと、万全の状態で顧客にお届けすることが不可能と判断いたしまして…。はい、ここまで、何かご質問は?」

その営業用の笑顔は、険しいオーラを出しているレイジの態度を少しでも軟化させてやろうという魂胆が丸見え。レイジは吐き気に似た嫌悪感を覚えつつも、重役のまどろっこしい言い分を噛み砕いて、彼らが自分に主張したいことを正しく抽出する。

「それはつまり、今回の商品の発売の延期を、お客様に向かって発表したい、という意向を、そちらはお持ちである、と?」
「その通りです。さすが若社長、お話がはや―――」

「―――ふざけてんのか?」

「……へ……?」

重役のおべっかを斬って捨てたレイジの声音と、それを発した彼の薄水色の瞳は、驚くほどに冷たかった。真冬のような冷気が、あっという間に会議室に充満する。…だが、愚かなことに、重役たちは全く理解をしていなかった。一体、今の会話の何処にレイジの逆鱗に触れる場所があったのかを、察知が出来ないでいる。故に、別の重役が口を開いた。

「社長、何も、そこまでお怒りにならなくとも―――」
「―――怒るに決まってるだろ…。発売日が決まっている商品の延期をしたいって…、本当にふざけてるとしか思えない。
 ファンシー文具一つ、子どもたちが日々のお小遣いを貯めて、発売日を楽しみに待ってくれてるんだぞ。ましてや、今回の文具商品は、事前予約販売を受け付けてるはず。
 予約までしてくれている子どもたちの心は?せっかく「買いたい」、「欲しい」、「使いたい」、「コレクションしたい」、エトセトラ、と、弊社の商品に心を躍らせてくれている子どもたちが、いざ発売日を一ヶ月前にして、…それを発売日に手に入れられない喪失感、無力感、虚無感を味わう羽目になるって…、…なあ、理解できてる?俺の言葉。此処まで、一切のリアクションないけどさ…」

重役を遮ったレイジの言葉は、現実的な重みがあり、何よりレイジの発する怒りの圧が、彼らをより混乱に陥れている。
だが、レイジの怒りの論点はあくまで、「発売日が決まっていた商品の延期」そのものではなく、「それによる商品の買い手=子どもたちの不安を煽る真似を許さない」という点に尽きる。此処を理解できていないとなれば、玩具会社、引いては、モノづくりの会社の役員としては致命的であると、レイジは考えているが故。そのための怒気。

「仮に延期したいにせよ、真っ先に理由を明確に提示しないのは何でだ?俺に知られちゃマズイことがある、って言ってるようなもんだけどさあ…。
 しかも、延期の理由は如何にも「デザイナー部門に責任がある」とでも言いたげだったな…。責任転嫁の匂いがするんだよ。
 …、ま、いいよ。重役側が延期の理由を正確に教えてくれないなら、俺が勝手に調べるから―――」
「―――お、お待ちください…!申し訳ございません…!これからきちんとご説明をさせて頂こうかと思っておりましてっ、その…っ!」

レイジの追究に、遂に役員側が折れた。手元の仕事用のタブレットの下に隠すように置いていた書類を、レイジに差し出す。
書類を受け取ったレイジは、ルカ仕込みの速読で瞬時に印刷されている情報を読み解いて、―――あーね…、と目を細めた。

「本企画につけたはずの臨時予算の項目が消えてるし、その分の全体の予算枠も減ってる…。誰の指示?」
「し、指示というほどのものでは…、ただの削減―――」
「――ー誰かが決定しないと予算は動かないだろ。ましてや社長(俺)に知らせてない、カネの動きって?
 あー、もーいいわ…。無駄。埒が明かない。デザイナー部門にはオトがいるし。ヘルプしに行くついでに、あいつに事情を聞いてくる。
 …じゃあ、お疲れさま。さっさとはけて。それぞれの持ち場に戻る、戻る」

最早、相手にする時間も惜しい。とばかりに、レイジは持ってきていた自分のタブレット端末だけを抱えて、会議室を後にした。―――向かうは、デザイナー部門。


*****


【ROG. COMPANY本社 デザイナー部門】

デザイナー部門にレイジが現れた瞬間。室内は、沸いた。「若様!」、「助けてください若様ァ!」、「うわああ若様だぁぁぁぁ!!」、と。誰もがレイジの降臨に、喜びの雄叫びをあげている。その光景を見ただけで、レイジは事の大きさを察知した。
すぐにレイジの傍に来た中性的、且つ、少年っぽい大人しさを醸し出す青年が。レイジは視線を向けると、青年――カナタに報告を求める。

「カナタ、状況は?」
「控えめに言って、サイアクです、若様。…ぶっちゃけ、アテにしていた臨時予算が急に削られて、こっちは発注を決めていた工場の生産ラインの数本が、全く動かせないでいます…。
 予算を返してくれって言っても、上は全く聞いてくれないから。キレた主任が、伝家の宝刀を持ち出して…」
「あー、『パパに言いつけてやる』、か…。いやいや、言われたところで、オトの親父さんが手を出す案件じゃねーよ、どう見ても…。…まあ、それで役員たちはビビッて、俺に縋ろうとしたわけか…」

そこまで言ったレイジは、今回の騒動全体の把握を何となく掴んで来ていた。カナタと他の社員たちはそんな彼の様子を見て、「さすが、若様…!」と尊敬の眼差しを向ける。

「で、オトは何処だ…?また奥で、茶ァしばいてんのかよ…?」
「主任は、まあ…、いつも、ああですから…」

レイジの問いに、カナタは、はは…、と乾いた笑いを零すしかなかった。レイジは「オトぉ…」と言いながら、デザイナー部門の室内をずんずんと歩いていく。一番奥の部屋。『統括主任』とプレートが掛かった部屋を、レイジは形式上のノックをしてから、開ける。そこに居たのは。

「ノックの返事を聞いてから開けなさいよぉ。身繕いの途中だったら、どうするつもりぃ?」

豪奢なゴシックロリータのドレスを召した『ご令嬢』が、革張りのソファーに座って、高価な海外ブランドの茶器を傾けていた。……だが、侮ることなかれ。声が『男』である。
彼こそ、乙女樹音色(おとめぎ ねいろ)。ROG. COMPANY本社のデザイナー部門の統括主任にして、レイジが七級高等幹部に任命した人物。
オト、というのは、レイジ個人が使う、音色へのニックネームだ。

「股にぶら下がってるモンは一緒だってのに、可愛らしく悲鳴でも上げろってか…?」
「まあ、品の無い言葉。それでも弊社の若社長さまのつもり?パパに言いつけてやるわよ?
 それで、例の花嫁探しは順調かしら?まあ、オニキス将軍ガチ勢の貴方に嫁ぎたいという、奇天烈な発想の淑女が居れば良いと、わたしは願っておくわ」
「ひとの嫁事情の心配する前に、俺に言うことがあんだろーがよ…」

レイジの言葉に、音色は眉根を顰めつつも、声色は何処か愉快そうに返す。こういうやり取りも、デザイナー部門の社員たちからすれば、案外と日常的なものだったりするのだ。

そう。そもそも、音色は、れっきとした男である。この格好と言動は、音色が固く主張する『令嬢趣味』。音色は、男としての自分を完全には捨てずに、それでいて、令嬢のように美しく、そして気品ある生き方を、強く望んでいるのだ。すなわち、音色本人の人生そのものを体現したのが、この声と恰好が織り成す言動全体、ということ。小難しそうな解釈だが、要するに音色は「自分の願いのままに生きている」だけ。
ちなみに音色という名前は、法的手続きに則った正式な改名であり、改名前のそれに関しては、音色本人から厳しいNGテーマとして扱われている。

そんな音色には、決定的な悪癖があった。それが、カナタが説明したうえで、先ほど、レイジにも振り翳した、彼の『伝家の宝刀』。―――「パパに言いつけてやる。」である。
音色の実家である乙女樹家は、彼の父親・バルドラが一代で巨財を築いた、新興の投資銀行『サクラメスト・バンク』を有している。頭取も、バルドラだ。
ROG. COMPANYはこのサクラメスト・バンクから、多大な出資を受けているが故、断じて無下に出来る相手ではない。だからこそ、愛息を溺愛しているバルドラ頭取が、音色から「言いつけられる」と、彼は即座に行動を起こす。ジョウが社長時代に、それが誘因で業務を妨害されたこともあるため、ROG. COMPANYの役員たちからすれば、音色の扱い方には慎重になる。…というか、ビビらざるを得ない。レイジが空位だった七級高等幹部の椅子を、彼に与えた影響も大きかろう。音色の「パパに言いつけてやる。」の攻撃力は、益々、狂暴化するばかりだ。
そんなこんなで、モンスター級のワガママな『悪役令嬢』として、デザイナー部門の外では、音色の悪評に悪口が絶えない。

だが、それはレイジにとって、関係のない事柄だった。彼がどのように振る舞おうと、何処で何と評されようと、レイジの中の判断基準は揺るがない。とはいえ…。

「それで?わたしのティータイムを邪魔してまで、何の御用?わたしがわざわざ言うことなんて、あるかしら?」
「冗談きついぜ、オト。この地獄絵図を前にして、あんた、よく茶が飲めるな?」

音色の澄ました態度に、レイジは若干の焦れを覚えつつも、努めて冷静に問うた。だが、音色は、ふふ、と微かに笑いながら答えるだけ。

「あら?だって、もう解決したようなものじゃない。わたしが優雅にお茶を飲んでいる間にも、この会社は確実に動いてくれるのだから」
「……、そういうことか…。てめー…、俺がデザイナー部門にヘルプし来るって分かってて、わざと動かなかったな…」
「それはご想像にお任せするわぁ。それで?わたしの可愛いデザイナー部門の危機に、若社長さまは何処まで男気を見せてくれるのかしらぁ?」

茶器を置いた音色は、まるで挑発するかのような表情で、レイジを見やる。すると。

「…上等。社長を顎で使いたきゃ、存分に使えっつーの。ただし、

 ―――途中でビビるんじゃねーぞ?」

レイジはそこまで言うと、身内同士であったとして、滅多に見せない表情をした。―――そう、不敵な笑み、というやつ。それまさしく、ルカにそっくりで。
それを魅せつけられた音色は、きゃはは♡、と本物の悪役令嬢のように、ギラついた眼と声で、笑い返した。

レイジはおもむろに腰のポケットに手を入れて、カードケースを取り出すと。それを横に居たカナタに差し出した。

「カナタ、これ持って、本社近くのサクラメスト・バンクの支店へ行け。んで、勝手に消された臨時予算分だけ、カウンターで現ナマを引き落とす。そして次はそれを本社の経理に持ち込んで、「社長の指示通りに処理してください」とだけ伝えて、現ナマを渡す。おk?」

置いてけぼりにされつつも、しっかりと二人の応酬を見ていたカナタは、びしっ!、と背筋を伸ばす。だが。

「は、はいッ!若様!………全部、前もって話は通しておいてくれますよね?」
「当然だっつーの。任せとけ。社長だぞ?それくらい、朝飯前。だから、よろしく頼むよ。あんたの脚力の凄さと、アドリブ力の高さ、俺は知ってるから」
「! かしこまりました!若様!
 主任、僕、お遣いに行ってきます!それじゃあ失礼します!」

よっしゃぁぁ!!とカナタは叫びながら、勢い良くスタートダッシュを決めて、そのまま疾走していった。…そこまでのやり取りに対して、ずっと聞き耳を立てていた他の社員たちは、「え、どゆこと?」、「若様?なにしたん?」と、茫然と呟いている。

「大したものねえ。理由なく削られた臨時予算を、自分のポケットマネーから緊急で補填しようだなんて。しかも経理に現金を直接処理させることで、物的証拠と状況証拠を同時に作り、もうこれ以上の重役たちの横槍を防ぐことも欠かさない。
 …どうせ、このやり取りの含めて、カナタが支店でおカネをおろすところから、弊社までそれを搬入してきて、経理に渡して、経理がそれを無事に処理するまで…、ぜーーんぶ、ルカ三級高等幹部が、なうで見てるんでしょう?」
「ヒルカリオに居る限り、ルカ兄の庇護からは逃れられねーの。だからこそ、ルカ兄が此処で起きている全てを観測しているという事実が、この会社の上役には何よりもスルー出来ない、激重プレッシャーになるんだよ…。
 じゃ、俺は今からデザイナー部門の社員たちと一緒に、此処からの巻き返しをするから、オトは統括主任らしく、そこで必要なサインと捺印がくるまで待ってろ」
「ええ、勿論。お茶のおかわりを頂きながら、ゆっくりと待たせて貰うわぁ」

主任室の扉を閉めたレイジが、今から始めることを他社員に説明する声が聞こえて。直後、それに狂喜する社員たちの雄叫びが、漏れ聞こえてきた。
それを遠くに聞いている音色は、ポットから注いだおかわりの茶を飲み、微笑む。

「皆ぁ、頑張ってねぇ。無事に終わったら、皆が出すであろう最良の結果と、此処まで苦労するきっかけを作った、お馬鹿さんな重役たちの醜聞の全部を余すことなく―――…、パパに言いつけて、あ・げ・る♡」



to be continued...
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