第一章 メガロポリスの徒

本土の国政機関に、前代未聞の計画が立ち上がる。―――その名も『幸福劇場』。
世間に秘匿されていた次世代の技術を用いて、別の世界と交信及び、交渉をし続けた結果。遂に彼らは、マルチバースから新時代の技術を携えた使徒を呼び寄せることに成功したと言う。

新しい風を受け入れるには、勇断が不可欠であり。そして表裏に散らばる損益を回収するための愚かさも必要である。

最後に笑うのは誰か?、などという安い謳い文句は、最早、時代遅れ。
最後に笑うべき存在は、物語が始まった時点で、既に確定事項なのだから。
本当に大切なのは、物語が進んでいる過程で、どれだけの人物が幸福になったのか?である―――…。


COMPANY's Pawn第三部、此処に開幕!

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  • ep.4 NEW

    初っ端から、幸福劇場の三人衆からナメた態度を取られた百合花の内心は、決して穏やかではなかった。しかし、彼女は国の未来のために、己の職務を全うすることを決意。
    そんな百合花には、日々の激務で疲れた自分を癒すための、大切な趣味があって―――…。

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  • ep.3

    マルギットとの「トップ会談」を始めたルカ。しかし、そこに広がる現実は非情であった。

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  • ep.2

    先のマム・システム討伐案件から、ツバサへの庇護の感情の一切を隠していない琉一。そんな彼が一等嫌うモノ、それが「プログラム通りに動かないロボット」である―――…。

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  • ep.1

    うら若き女性国会議員、紫雨百合花は。本日、後世に語り継がれるほどの演説を披露した。
    ヒルカリオに繋がれているはずの軍事兵器たる男が、静かに観測し続けている、その世界の中心で―――…。

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