episode3 『探せ!この世界に〜(以下略)』

episode3
『探せ!この世界に〜(以下略)』


ラクガキメモ
『視聴者(リスナー)』
配信の視聴者。その正体は下位の神様達。

《G-phone》
ミゾレ専用の愛用スマホ。耐久性∞。主に撮影、配信に使う。最も特徴的なのはスマホ自体を1つの僚機のように空間を飛び回れる能力。これのおかげで戦闘中でも配信を可能とする


[part1]


再び異世界へ。とりあえずその辺の森から。
ミゾレはスマホを取り出し、空中へ浮遊。そして念じると撮影が始まる。

ミゾレ「あーあー」

ミゾレ「聞こえるー?」

<聞こえる>
<おけ>

ミゾレ「『雨か? 雪か? 神か? クソか? 全部ハズレ。天候系配信者の日蝕ミゾレです』」

いつものテンプレセリフを放つミゾレ。

<わこつ>
<わこつ>
<きちゃ>
<きた>
<待機>
<メンシプやらないの?>

ミゾレ「やらない。アレお布施」

彼女はしれっと呟き、先へ進む。

ミゾレ「てか、暗!時間帯夜なんだけど……」

スマホのライトを照らして前方を確認。

<暗くて見えん>
<もっと明るくして>
<なんかいる>

ミゾレ「んー?(前方確認)。いない」

そして草木が生い茂る森を歩き続けると。

「フンッフンッフンッフンッフンッ!」

ミゾレ「なんかいる。魔物?鼻息荒!」

猪の魔物が暗闇の中を歩いている。当然、ミゾレを認識しないので特に警戒はしてない。

<イノシシ>
<肉にしよう>
<ミゾレちゃん、かわいいね。今日も戦ってくれるかな>

ミゾレ「同接8人」

ミゾレ「ボコす?経験値入らないけど?」

<ボコせ>
<見たいー!>
<やっちまえ>
<動物が可哀想>

ミゾレ「アンケ取る?いいや」

パァン。

ミゾレは右手にリボルバー型の短銃を生み出して発砲。猪は地に伏せた。

<狩った>
<やったぜ>
<さすが>
<猪肉だー!!>

ミゾレ「食べるの?別に食べなくても生けていけるケド」

ミゾレは埒が明かないのでコメント欄を無視して奥に進んだ。


[part2]

ミゾレ。深夜の美少女を発見する。

草木も眠る真夜中。明かりは月のみ。その森に猫耳の少女がキョロキョロと周りを見渡す。

<村人!>
<かわいい>
<かわいい>
<猫耳!?>
<もっと近づけて?>

ミゾレを認識しないので、猫耳少女はふらふらと森を彷徨っている。

ミゾレ「迷子?こんな時間?」

<かわいいなー>
<えー迷子?>
<助けたい>
<ミゾレちゃん、助けよ?>

ミゾレ「や、視認も声も無理だから……無理なんだけど……」

ミゾレ「同接……35人」

ミゾレ「……すーぐ上がるねー(皮肉)」

<ミゾレ!ソウルジャック!>
<ソウルジャック!?>
<それか!!>
<えー>
<いいね>
<猫耳ちゃん可哀想だって!>

ミゾレ「チート能力者でもないしー。やったところでねぇ」

ミゾレはため息をする。同接は53人。

ミゾレ「追うだけは?」

<えー?>
<猫耳ちゃん動かしたい!>
<いっそ下僕にしようぜ>

ミゾレ「(コイツら言いたい放題……オオカミサマも見てるかも知れないしー)」

そんなこんなで猫耳少女を監視、撮影していると奥から魔法使いらしき少女が暗闇から現れた。

ミゾレ「お」

白髪ロングの美少女の猫耳少女が遭遇。

白髪ロング少女「どうしたの?」

猫耳少女「あ!?冒険者さんですか?」

白髮ロング少女「あー……ちょっと……」

猫耳少女「え?じゃああなたは?」

白髮ロング少女「僕……は?」

<僕ッ!?>
<僕っ娘!?>
<僕かわいいー>
<百合キター!>

ミゾレはコメント欄を確認しながら撮影。そして……。

ミゾレ「この白い子、チートだ」

<え?>
<マ!?>
<僕っ娘チートとか俺得じゃん>

白髮ロング少女「まだここは初めてでー」

猫耳少女「えぇー……そ、そうですか」

猫耳少女は肩を落とす。

<なんのチート?>
<見たい>
<てぇてぇ……>

ミゾレは少し考えから答える。

ミゾレ「ちょっと《ソウルジャック》するよー」

<きちゃ>
<きちゃ!>
<キタ!>
<ワクワク>
<久々のソウルジャック!>
<クソーなんで美少女3人でイチャイチャできねーんだ……(ため息)>


ミゾレはコメント返答を置いといて、《ソウルジャック》を白髮ロング少女に行う。


《ソウルジャック》開始。


白髮ロング少女
・名前ミスト
・前世、二十代後半の男性サラリーマン
・転生により、TS美少女に変化
・チート能力はコーヒーを創る
・転生したてなので、異世界を知らない


これらの情報がミゾレに共有される。ミゾレは直ぐに《ソウルジャック》を解除する。

ミゾレ「僕ってそーゆーことかー」

コメント欄は。

<おっさんで草>
<バ美肉じゃん>
<いや、ありか>
<マジかよ……>
<おっさんTS僕っ娘チート!?>
<コーヒー創るwww>
<実質百合>

ミゾレ、同接確認。61人。

ミゾレ「んじゃあ人生、追いますかー」

ミゾレはため息をした。


episode3
END
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