ドパガキオオカミサマと異世界配信者日蝕ミゾレ

ドパガキ大神様はこう言った。
「異世界のチート主人公を観察して配信しろ」――そんな無茶苦茶な仕事を押し付けられたのは、正体不明の神様でした。

神界を脅かす謎の精神生命体『来訪者』。

その侵入を食い止めるため、眷属たちを率いて日々奔走する大神、オオカミサマ。ところが彼女、仕事のストレスを娯楽で発散しすぎた結果、普通の刺激じゃ満足できない身体になってしまっていた。

そんなある日、彼女の前に現れたのは、白髪に虹色のメッシュを入れた謎の神様、日蝕ミゾレ。

チートすぎる能力に、来訪者とすら正面から渡り合える謎の力。身寄りもない彼女を拾ったオオカミサマは、エネルギーを給料に、ある仕事を任せることにした。

その仕事とは――異世界リアルタイム配信!

異世界にいるチート能力者たちを観測し、その様子を神界の下位神たちに向けて配信する。刺激に飢えたオオカミサマを満足させるための、究極の娯楽コンテンツだ。

ただし、雇い主は気まぐれで欲望に忠実な大神様。

配信がつまらなければ「もっと面白くして!」と無茶振り。最悪の場合、配信先の異世界ごと見捨てる始末。

そんなブラック企業も真っ青な職場から脱出するため、ミゾレは今日もせっせと退職資金を貯めていた。

もちろん、仕事をサボりすぎれば即・島流し(追放)である。

果たしてミゾレは、無事に退職金を貯めて自由を手に入れられるのか?

これは、チート系異世界主人公たちを神様目線で観測・配信する、ちょっと不憫な謎の神様ミゾレの物語。

――雨か? 雪か? 神か? クソか? 全部ハズレ。天候系配信者の日蝕ミゾレです。

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