kisses


 また体位を変え、今度は月島に主導権を渡すことにする。
 横向きに倒れている月島の身体を起こし、今度は鯉登が横になりながら上に乗るように誘導すると、すぐにどうすればいいのか分かった聡い月島が、身体を跨いでそのまま腰を振り始める。
 まるで月島が鯉登のナカに挿れているように腰を前後に動かすその様子は妖艶で、腰のラインがぐねぐねと動いてどうにもいやらしい。
 そのやらしい月島を眼に入れつつ、ひたすらに快感を追い求める姿をしっかり目に焼き付ける鯉登だ。
「はあっはあっ、あっああっああっああっあっああっああっああっ!! ん、んあっ!! あっあっ、当たるっ!! イイトコ当たるっ!! はあっはああっ、気持ちイイッ!! あっあっ、イイッ、あっあああっあっ!! んあああああああ!!」
「私もイイぞ月島。その調子だ。ド助平の月島だものな。やらしいのも仕方が無いことだ」
 そんな鯉登の挑発にはまったく乗ってくることなく、マイペースにしたたかに快感ばかりを追っている。
 そんな月島の足の付け根に手を置いて、今度は鯉登からも動いてやるとさらに快感が増したらしく、必死になって喘ぎ始める。
「はああっ!! ああっ、ん、うううううっ!! うああっうあっうあっ、あああっ!! やっあっ、気持ちいっ!! 気持ちいっ!! やあっやあっ、音之進やああっ!! ああっあああああああああ気持ちイイイイイイイッ!! あああああああー!!」
「私も、かなりイイッ……締まりが、すごいっ……!! はあっ、もっと緩めろ月島。食い千切るつもりかっ!!」
「やっああっ!! 無理ぃっ!! く、食い千切りますっ!! 私しかだめなように、食い千切ってやるっ……!! 千切れてしまえばいいっ!!」
「言ったなっ……!! この、ド淫乱がっ!!」
 今度は両手で足の付け根をがっしりと掴んで固定し、下から突き上げるようにしてナカを抉ってやると、背を海老反らせて月島が悦ぶ。ついでに、のども反って喉仏がやたらと大きく見える。
「はああああああー!! あああっ、あああううううううっ!! うああああああああ!! やあっ、やあああああああっ!! ああっああっ、気持ちイイッ、気持ちいっ!! 気持ちイイイイイッあっあああああああー!! またイクッ、イク、イってしまいますっ!! あああだめええええっあああー!!」
「イキたければイけばいいっ!! また勃たせてイかせるまでだ!! イけ月島っ!! イってしまえっ!! ド助平にはお似合いの姿だ!!」
 そしてさらに腰を乱雑に動かしながらもGスポットをガッツリと穿ってやると、さらに海老反っていた背がきゅうと反り返り、身体がガクガクと戦慄き出す。
「ああっああっ!! い、イクッ!! イクッ、あああああああああイックうううううっ!! だめあああああああ、うああああああっ!! やあだめっ、だめイクッ!! あああああああああああイックううううううっ!!」
 掴んでいる両脚が震え始め、身体の戦慄きも激しくなってくる。これはまたしてもイクと見た鯉登は、さらに下から穿ちたくってやると、ガクガクガクガクッと月島の腰が捩れ動き、ペニスがぶくぶくっと膨らむ。
 その瞬間、ものすごい締まりがやってきたっと思ったら、ガックンガックンと月島の腰が大きく捩れ跳ね、勢いよく鯉登の身体に向かってザーメンが吐き出されてくる。
「あああああああああー!! うあああっ、あああうううううイックイック、イックうううううううっ!! あああっ、ああああああああイクイクイクイクイクイクイクイクイクッ!! うああああっあああっああああああああああイックううううっああっあっあっあっあっあああああああああー!! だめええええええええええー!!」
 さらに吐き出されるザーメン。どうやら、また連続イキしたらしい。大量の熱い体液が身体に飛び散り、月島はと言えば背を反らせたまま、のども反らせてそのままひくひくと身体を戦慄かせながらイキの余韻に浸り切っている様子。
 すると、急に身体の力を無くしバタンとこちらに倒れてきた月島を余裕でキャッチし、胸に抱いてから両手で頬を包み込んで情熱的な口づけを施してやる。
 ぐりぐりと月島の唇に自身のモノを押しつけ、何度も唇を吸いながら啄むようにして角度を変えて唇も同時に舐めてやると、すぐに月島も乗ってきてちゃぷちゃぷと音を立てながら唇を吸い始める。
 どうやら、未だ絶頂の快楽の中にいるらしい月島の唇の動きは悪かったが、気持ちは充分に伝わってくる。
 月島が動けない分は、自分が動けばいいという理論の元、しっかりと唇も咥内も蹂躙して満足いくまで舌で口を犯し、そっと離れていくとうっとりと眼の前で月島が笑った。
「……おとのしん、気持ちイイ……すごく、すっごくイイ……好き、好きです、音之進……」
「お前はかわいいな、月島。さて、次の体位に行くか。ついてこられるか?」
「未だ、全然足りない……足りません、音之進、足りない。もっと満たして欲しい、音之進でいっぱいになりたいです……それが、私の今の願いですから」
「ん、よくぞ言った。では……もうちょっとこの体位で責めてやるか」
 そのまま月島の身体を抱きかかえながら下から突き上げるようにして腰を使ってやる。すると、早速月島が善がり始めた。
「はああっ!! はあっはあっはあっはあっ、ああああああああ!! あああっ、あああううううう気持ちイイイイッ!! イイッああっああっ、イイッ、い、イイッイイッ、い、い、イイッあああああああああ!!」
 だんだんと月島の身体が起き上がっていくが引き止めることはせずに、そのままリズムをつけて上にいる月島を揺らすように腰を使ってやると、さらに大きな声を出して喘ぎたくる。
「あああああっ!! はあっああっ!! やあっ、やっ!! また、またイクッ!! イキそうっ……!! ああああイックうううううっ!! だめ、だめああああああ!! また、またイってしまうっ……!! あああああ気持ちイイイイイイッ!! だめあああああああっ!!」
 悶えたくる月島の火にさらに薪をくべんばかりに下からの突き上げを激しくしてやると、身体が小刻みに震え始めた。
 どうやら、またイクらしい。
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