kisses


 突然のソレに、つい慌ててしまい月島の頭を押すが動じず、せめて声でだけでも制止しようと名を呼ぶ。
「うっ、あっ……!! つきしまっ、ソコはっ……!!」
「んー……?」
 鯉登がココが弱いのを、月島は知っている。だからしゃぶろうとしたのだろうが、かなりキくと思う。
 ココだけは月島によって開発されてしまったので、舐めてくれることは嬉しいがなんだか複雑な気分にもなる。
「おとのしんのココ、すごく美味しい……甘い、味がします……欲情する味」
 さらにちゅっちゅっと乳輪含め出した舌で乳首を突くように舐められ、吸われるその快感に思わず身を震わせると、肩に月島の手がかかりそっと寝間着が肩から落とされ、次は反対側の乳首を舐め始める。
 感じながらも月島の頭を優しく撫でると、上目遣いで鯉登を見てきて舐めながらのソレに興奮が隠せない。
 もはやペニスは言わずもがな、完全に勃起して前が少々つらい。
 だが、月島は前を触ろうとせず、ひたすらに乳首の愛撫に没頭していて、指で勃った乳首を転がしたり、紙縒りを作るようにくりくりと捻られたりもしつつ、基本的には舌を出して乳首を突いて刺激してくる。
「はあっはあっ、あっ……!! つきしまっ……!!」
「イイ、ですか? イイからそんなに色っぽい声、出すのか教えてください、音之進……?」
「い、イイッ……はあっは、はあっ、あっ……!!! い、イイぞ月島、すごくイイッ……!! あっ!!」
「じゃあ、もっと良くなってしまいませんか?」
 その言葉の意味を理解し、鯉登は自ら下穿きを脱ぎ、そしてふんどし一枚になってベッドの上へ立つと、月島が布地の上から股間を撫で上げてきて、その膨らみに満足した様子で早速、ふんどしを解き始める。
 そして露わになる鯉登自身。
 自分で言うのもなんだが、今日はかなり巨大に成長している。違うところでするセックスと、後は久々だということが要因だろうか。
「すっごい、でっかいですね……こんな大きな音之進は、初めてシた時以来です。……このでっかいの、どうして欲しいですか? 言ってください。自分の口で、言って……」
 そう言ってすりすりと手で撫でられ、さらに煽られてしまった鯉登は堂々と言い放つ。
「舐めろ、月島。私のモノを舐めて、気持ちよくして欲しい。……できるか、お前に」
 返事はなく、月島はうっとりと笑んで鯉登のペニスの根元を握り、カウパー液がじゅわじゅわと溢れる先端に舌を置き、べろっと舐めるとその刺激でさらに恥液が滲んでしまい、月島の唾液と共に糸を引いてそれはベッドへ零れ、連続してペロペロと舐められてしまい、勝手に腰が震える。
「うああっ……!! はあっはあっ……つきしまっ」
「美味しい、おとのしんの、美味しい……クセになります、この助平な味……やらしい人です」
 さらに大胆に舐められ、亀頭をすべて口のナカに入れたと思ったら咥内でベロベロに舐められてしまい、思わずまたしても腰が快感で震える。
 くびれている部分に舌を差し込んだり、鈴口に舌先を捻じ込んでみたりと散々、亀頭を舐め回されて敏感になっているペニスを咥え込み、早速ストロークが始まる。
 もはやかなり慣れ切ったもので、何十回と鯉登と寝ている効果がここで発揮され、ひたすらに顔を前後させて上目遣いで鯉登と目線を合わせながらのソレに、興奮が隠せない。
 ここで少しのいたずら心が芽生え、月島の後頭部に手を当ててぐっとペニスに近づけるとさすがにそれは苦しかったのか「ぐぶっ!!」と苦し気な声を上げたが、特にその後、不満があるわけでもなさそうで、深く咥え込まされた分、のど奥でピストンしてくれ、ぎゅぎゅううっと上顎で亀頭を潰されてしまい、危うくイってしまいそうな快感に勝手に腰がビグンッと跳ねてしまった。
「うあっ!! 月島ッ!! つき、つき、つきしまっ!!」
「んぶ、んぐ、んっく、ふっく、んぐんぐ、ふっふっ、ふっはあっ……ぐぶ、ぐぶ、んぐううっ」
 ストロークするたびにこう言った声が立ち、苦しいのかと思いきやそうでもなく、いつの間にか月島のペニスは見事に復活を遂げており、ストロークするタイミングに合わせてゆらゆらと頼りなくペニスが揺れ動いている。
 またしてもいたずらしたくなり、足でちょんっと月島の勃ったペニスを突くと、眼がカッと見開き同時に顔が真っ赤に染まって「んぐっ!!」そう言って口からペニスを出そうとするが、鯉登はその頭を捉え、後頭部を押して口から出せないようにしてさらに、足でこちょこちょといじってやると、月島は眼に涙を溜めながら必死になって顔を赤くしたままフェラチオを再開させた。
「んぐ、んぐ、んっく、んっくうううううっ!! んは、んはあっ、はっはあっはあっはあっ、ぐっく!」
 この官能と強引さ加減が綯い交ぜになった状況に、月島はどうやらかなり興奮しているらしく、足の指先で先端を突いてみるとカウパー液が糸を引き、さらに足でいじってやるとごぷごぷと鈴口から透明な液が垂れ流れてくる。
 この様に、鯉登も興奮が隠せずさらに足を使って月島のペニスをかわいがってやることにする。
 因みに鯉登のペニスは月島がかなり速いストロークを繰り出してきていて、快感がそこからぶわっぶわっと湧き上がってきては下半身から全身にかけて快感が巡る。
 その快感に溺れながら、月島のペニスを足でいじめる。何たる愉しさか。
 遂には足の親指と人差し指の間に挟んで亀頭をぬるぬると捏ね回してやると、月島の顔がますます赤くなり「んぶっ!! うぶっ!!」と叫びにも近い声を上げながら身体を震わせる。
 だが、未だだ。未だ全然足りない。
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