デキる月島は今日も憂鬱~金曜日の夜編~

 つい亀頭を握る手に力を籠めてしまうと、俺の両手に置いていた手に力が入り、さらにガリガリと掻き毟られる。痛い。血が、血がかなり滲んでるけどわかってるのかこの人。
「ああっああっ!! 月島ッ、月島ッ!! あっ、あっくうううっ!! うううっああああ感じるっ、感じるッ!! ああっ、ヤバいもうっもうイクッ!! い、い、い、イクッ……!! いいいいい、イクイクイクイクッ!! ああああだめぇっ!! もうイクッ!! ああっああっ!!」
 それだけ感じてるってことか。まあ、もうそろそろイかせてもいいかな。音之進さんも限界っぽいし。あんまり我慢させると、その後がまた問題だ。我慢強くなられてもこっちが困るだけだ。
 よし、イってもらおうか、そろそろ。
 両手を使って、亀頭を重点的に責める。もう限界のはずだからこれでイクはず。本人もイクって言ってるし、まあイかせますか。
 改めて亀頭を親指と人差し指で挟むようにして揉み、サオはサオで激しく扱きたくる。
「ああっああっ、あああああああっ!! うあっ、うああっ!! やっやっ、い、イクッ!! い、い、い、イクイクイクイクイクイクッ!! あああああだめえええええっあああああああー!!」
 叫びながら後ろに手をつき、腰を反り上げながら感じるたびに上下に動き、若干やりにくけど、この体勢……! ホント興奮する。このまま挿れてしまいたい。
 だが風呂場で致すのは趣味じゃないし、ヤるんだったらベッドへ行きたい。
 我慢だ、とにかく我慢だ。
 そのまま両手ともに激しく手を動かすと、さらに腰が上下に捩れ跳ね、足もガクガクと眼に見えて震えるようになり、反ったのどが何度も大きく動く。
「あっあっ!! い、イクッ……!! い、イクッ、月島イクううううっ!! ああああっああああー!! イック、イック、イック、イクイクイクイクイクイクイクッ!! あああああああああ、がまん、できないだめえええっうあっあっあっああああっ!! あああっああっあっあっあああああー!! イックうううううっああああああー!!」
 仕上げとばかりに痛いと思われるほどに亀頭を潰してやると、勢いよくチンポが跳ねてザーメンが何度にも分けて吐き出され、びゅっびゅっと勢いのいいソレは俺の手を汚し、そして彼の身体にぶっかかり、腰も射精と同時に跳ね上がって捩れ、徐々にイキが治まるにつれ腰の動きも緩くなり、終いにはどさっと尻からタイルの上に倒れ、その勢いで俺に向かって倒れ込んでくる。
「おっと! 危ない。どうしました? 気持ちよくイったんでしょう? ん?」
「はあっはあっはあっはあっ、い、イった……き、気持ちよすぎる……はあっはあっ、月島、キス……キスだ、月島。私にキスをしろ……はああっ」
 答えは行動で返した。
 ヨダレで潤んだ唇を些か乱暴に奪い、そのまま吸うとイった後の音之進さんの味がして、とてつもなく甘い味のそれに興奮してしまい、夢中になってひたすらに唇を吸っていると、彼も応戦してきて吸い合いになり、次第に舌と舌とを絡めた濃厚なものにまで発展し、彼の柔らかでぬるついた舌を食んだり食み返されたりヨダレを啜り合ったりと、散々互いの中の何かを奪い合うようなキスを愉しみ、唇を離す。
「あっ、はあっはあっはあっはあっ……ん、つきしま……好き。月島は、私が好きか……?」
「愛してますよ、音之進さん。かわいくイけましたね。気持ちよかったなら何よりです」
 そう言って笑ってやると、目の前の顔も嬉しそうに綻び、その目線は俺の身体の中心で止まる。
「その……月島の、すごく勃ってるけど、ソレ……」
「ああ、気にしないでください。どうにでもなりますから、あなたは気にしないで身体でも洗っていてくれれば……音之進さん?」
「……私が、どうにかしてやろうか。苦しいだろう、そんなに勃ってては。べつに、私はお前を苦しめたいわけじゃないんだ。だから……大人しくしてろ。すぐに楽にしてやる」
「え、ちょっと待っ……お、音之進さん!?」
 ゆっくりと身体が下へと落ち、膝をついてこちらを上目遣いで見ながら、いきなりチンポを握ってきた。
「すっごく、でっかくなっているな。これは、私を見て勃ってくれたモノだろう? 先っぽがぐしょぐしょだ。エロいな、月島ぁ」
 両手で包み込むように握られ、音之進さんが上目遣いを止めないまま、舌を出して先端をべろっと舐めた。途端、快感がビリッと走り思わず息を詰めてしまう。
「っく!! はあっ……おと、音之進さん、いけません。だめです」
「なにがいけなくて、なにがだめなんだ? 気持ちイイだろう、私の舌は。もっと気持ちよくなりたいと思わないか? なあ、月島。どうなんだ」
「それは……」
 軽く笑いながらさらに先端を舐めてきて、音之進さんの舌と俺のチンポの先端が糸を引いて見た目が、すんごくエロい。なんだこのエロさ。というか、舐められたことはあるが、風呂場では無かった。ソノ気になったってことか。
 しかし、気持ちイイ。正直言うともっとして欲しいが、何となく彼を汚す気もして、舐められるといつも複雑な気分になる。
 きれいな彼が、俺の所為で汚くなっていくような、そんな気がして……気が引ける。
 だが、彼はさらに大胆になって先端だけじゃなく、サオやカリまで舐め出した。くうっ、気持ちイイッ!! ああクッソ、止めさせたくなくなる。そんなことされると、もっとしてと言ってしまいたくなる。
「や、止めっ、止めてくださいっ! あなたがそんなことしなくてもっ……」
「なんだ、気分が乗っているのにお前は止めるのか。私はそんなにいやじゃないぞ。寧ろ……お前の感じている顔を見るのが好きだ。イイ顔をするな、お前は。また、勃ってしまいそうだ……」
 そう言ってぬるっと亀頭をすべて口のナカへと入れてしまい、咥内で亀頭に舌が這い回る。
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