デキる月島は今日も憂鬱~金曜日の夜編~


 さらに身体の距離を近づけて、足の間に入る形でサオを握り直し、改めてエロ汁の先走りを塗りつけつつ、そのぬめりを利用して少し乱暴に擦ってやると、チンポがピクピクと手の中で跳ねる。
 それと同時進行で、ぬるぬるになった亀頭を親指と人差し指で挟むようにして揉んでやると、腰がガクガクッと上下に動く。
「ああっ!! あっああっあっあっあっあっあっあっ!! うああっ!! やっ、月島やっ!! やあっ、やっ、き、気持ち、気持ちいっ!! き、き、気持ちイイッ!! ああああイイイイイイイー!! やあああああああ!!」
 相変わらず、イイ声が出る。勃ったチンポにビンビン響く。
 さらに言うと、両腕を引っ掻いてる手も痛いけどなんかすごく感じてるのが伝わってきて、血まで出てきてるのに何故かそれが燃える。すごくソノ気になる。
 煽るのが相変わらず、上手い人だ。それが無意識だからすごいって話だ。無自覚で色っぽくて、エロくてかわいいってもはや最強だ。この人には誰も勝てん。
 乳首をいじってもよかったかな。かなり勃ってるのが分かる。ぽつっとして、抓り甲斐がありそう。この身体も、極上なのでしっかり味わっておけばよかった。まあ、それは後からのお愉しみとして取っておこう。
 どうせこの後、風呂上がったらビール飲んでそのままベッドに雪崩れ込んでセックスって流れになるから、その時のお愉しみということで、今はとにかくイかせることに集中だ。
 しかし、身体の震えがすごい。
 息もかなり荒いし、どれだけ感じてるのかって話だ。ただチンポいじってるだけなのに、この人ってよくセックスのあの快感に耐えられてるよな。不思議だ。
 ひたすら頭を捻りながら手を動かし、亀頭をかなり力を入れてぎゅっぎゅっと揉んでやるとじゅわっとガマン汁が大量に湧き出してきて生温かな液体が手に垂れる。
 思わず正面の顔を見ると、口は半開きで甘い息をぜいぜいと肩を揺らして吐きつつ、眼も瞑って俺の手の動きにすっかり溺れている様子。
 確かに、一緒に暮らし始めてからこの人の性欲処理は全面的に任されてはいるから、いつ溜まったとか、そういうことは分かるけど特にこの金曜はその欲がマックスに達するらしくて最低二、三回はイっておかないと絶対に満足してくれない。
 そういった場合、何時間でもセックスに付き合わされる。そして満足がいくと漸く離してくれてそのままご就寝というのがこの人のスタイルだ。
 それはそれで、こっちも旨味はあるしいいんだけど……とにかく金曜の夜は何もかもが激しくなる。なにが起こった? ってくらいには。
 そこが燃える点といえば燃える点でもあるけど、責める側にしてみると結構大変だったりする。挿れられて嬉しいけど、満足いくまで離してもらえないとなると、我慢が必要になる。
 アナルの場合、締め付けがかなりきついから我慢も結構、結構というか正直かなり厳しいのを彼は知らない。
 知らなくてもいいけど……ちょっとは分かって欲しいくらい、激しい。
 さて、そんな夜の負担を減らすためにも、頑張っておかねば。どうやら、今からかなりヤる気みたいなので、ここは責めておこう。思いっ切り。
 この人に限らず男はみんな、みんなかどうかは分からないけどとにかく俺もそうだが亀頭がとにかく感じる。サオも気持ちイイし、カリも重要だがとにかく亀頭だ。タマもいいし、会陰もいいが亀頭。こいつさえ責めておけばこの人は気持ちよくイイ声を出してイってくれるくらいには、音之進さんは亀頭が弱い。
 よし、もう握ってしまえ。握って扱く!
 揉んでいた指を離し、ぎゅぎゅっと手で握り込むと突然、びゅっと透明でもなくかといってザーメンでもない液が勢いよく飛び、それに驚いているといきなり大声で喘いだ。
「うあっ!! あああっ、あああああううううっ!! んああっ!! やっやっ、月島ぁ、月島やっ!! ああっあっ、すっごい、気持ちイイッ!! はあっはあっ、い、イイッ……!! いっ、ああああ!!」
 そうか、そんなイイならもっとしてあげないと。
 さらに握り込む形で亀頭から始まってカリも撫でつつ、サオの半分くらいまでを往復する形で力強く握りながら扱いてやると、足が小刻みにプルプルと震え出す。これは……相当キてるな。感じまくってるサインだ。
「はあっ、はっはっはっはっ、はあっはあっはあっはあっ、あっあっ、つきしまっ、月島っ、気持ち、気持ちいっ、気持ちいっ!! あっあっ、はあっはあっ、ソレ、ソレすっごくイイッ!! あっあっ!!」
 そうか、そんなにイイか。なら、もっと食らってもらおうか。
 ごしごしと亀頭を中心に潰すようにして扱いてやると「あァッ!!」と切羽詰まったような短い喘ぎ声を出したと思ったら背が海老反って、ついでにのども反って喉仏が出っ張ってるのが見える。
 そのまま引っ切り無しにぜいぜいいいながら息を吐きつつ、俺の与える快感にすっかり酔っている。
 こういう姿見ると、燃えてくるよなあ……しみじみ思う。何もかもが男なのに、何故かぐんぐん惹かれていってしまう。おかげで俺のチンポもバッキバキに勃ってきた。持つかな、コレこんなにして。
 まあ、俺はどうにでもなるけどこの人はどうにかしてやらなきゃならないからとにかく俺のコレは放っておいて、さらに握る手に力を入れてぎゅっぎゅっと扱いてやると、今度は足から腰にかけて震え始める。
 そろそろ限界、かなこれは。ガマン汁の量がかなり多くなって、俺の手は生温くてぬるぬるした体液でぐしょ濡れだ。これもかなりぬるついてるから手の動きはすごくスムーズにはなるし、それになんか興奮する。
8/34ページ