彼の動きを助けてあげるように下から突き上げてやると、彼の両手が首や背中に回って絡みつき、それにも興奮していると、今度こそ彼から動き出したので後ろに手をつくと、彼が俺に挿れてるようにピストンを始め、ぐりぐりと腰を押しつけてくる。
　これは、気持ちイイ。かなり、イイ。
　至近距離にある顔を見ると、彼も見てきて自然と顔を寄せ合ってキスをしながら、彼は腰を使いチンポが勝手に気持ちイイことに悦楽を見出し、彼の好きにさせていると口づけが解かれた途端、指を咥えてヨダレを塗したと思ったら俺の乳首を撫でるように抓んできて、思わず声が出てしまう。
「うあぁっ！！　ちょ、や、止めてくださいって！　ソレ、だめですっ……！！　聞いてください！！」
「つきしまは、ココがいいんだろう？　知っているんだぞ私は。はあっ、はああっ、イイ声……興奮する」
　とうとう彼が本気を出したようで、さらに立場が逆転したようにぱんぱんと音を立てながら彼が腰を前後に動かしてくる。そのたびに、アナルにチンポが出たり入ったりを繰り返し、その快感に溺れていると、耳にしゃぶりついてきて実はここも弱い俺はつい、また感じてしまった。
「あっ、はあっ！！　は、あっ、だ、だめです、音之進さんっ！！　耳、離してくださいってばっ……！！　んっんっ！！　ちょっ、と……！！」
「感じてる声……つきしまの感じてる声、好き……はあっはあっ、ん、好き、好きっ……大好きっ……あ、はあっああっあああっ！！　き、気持ちイイッ！！　あっあっ！！　ちょ、こっち来いつきしまっ」
「は、はいっ……？　はあっはあっ、ふっふっ」
　強引にチンポが引き抜かれたと思ったら、力任せに仰向けに寝かせられ、間髪入れず彼が俺の身体を跨ぎ、早速アナルにチンポを入れて俺の腹に手を置き、ピストンを始めた。
　ここでも彼の柔らかな尻と俺の身体がぶつかり合い、ぱんぱんといった肉のぶつかり合う音がして、だんだんと前傾姿勢になってきた彼の首に手を回し、キスをせがむとすぐに唇に吸いついてきた彼の舌を捉え、甘く食んだりしながら舌を絡ませ合い、情熱的なキスに燃えながらも腰の動きは止まってはいなく、ひたすら腰を動かしてくる。
　たまらない快感だと思う。乗ってきた彼は本当に、容赦というものがない。どこどこまでも、快感を追い求めて俺の身体を貪ってくる。初速が遅い分、いざスピードに乗ってしまえば何処へでも独りでイってしまうのだ。
「はあっはあっあっあっ、はあっはあっ、気持ちイイか、つきしま。どうだっ？　はっはあっ、イイ？　それとも、未だ足りない？　んっんっ！！　あっああっ！！」
「も、もう出そうっ……！！　出そうです、はあっはあっ、音之進さん、すごすぎっ……！！　あああああっ！！」
「いいぞ、イっても。イってくれつきしまっ！」
「だめ、ですって……！！」
　しかし、彼は腰を止めてくれず、ひたすらに上下に腰を動かしてくる。
　そのうちにだんだんと彼が夢中になっていくのが分かり、足が震え出し、その震えは全身にまで行き渡り、身体を小刻みに震わせながら腰を叩きつけてくる。
「はあっはあっ、ああっああっ、だめイキそうっ……！！　あっあっ、だめイクッ……！！　あああああイックうううううっ！！　イクイクイクイクイクイクイクイクッ！！　ああああだめええええイックうううううっ！！　あああっあああっあっあっああああああー！！　イクううううううッああああああー！！」
　ギリギリまで責めてきたと思ったら、腰がガクガクガクガクッと前後に捩れ傾げ、その拍子にチンポが抜け、それでも彼のイキは止まらず、またメスイキした彼は身体をビグビグと跳ねさせながら絶頂に達し、のどを反らせ、そして身体を海老反らせながらイク様は妖艶でいて、それでいて官能的でもあり、思わずじっと見てしまう。
　すると急にこちらへと倒れてきて、あっという間もなく唇を奪われてしまう。
　そして吸い上げられ、口のナカに彼の舌が入ってきたので絡めてぢゅっと吸ってやると、さらに甘味が増したようで、まるで濃い砂糖水を口に含んでいるような気分だ。
　そのまま暫く舌と舌とを絡ませ合うキスに没頭する。彼の舌はとにかく柔らかい。食み甲斐がある舌だ。しきりに舌ばかりを食んでやると、それはいやだったのか唇が離れていってしまい、顔を上げた彼の口からヨダレが垂れてくる。
　それを舌で受け止め、のどに通すとそれを追うようにまた口づけてきて、口のナカで彼の舌がれろれろと上下に動き躍る。
　不意に唇が離れていき、彼が身体を反転させたと思ったら今度は俺の身体を跨ぎ背を向けたと思ったら、アナルにチンポを収め、勝手に腰を動かし始めてしまう。
　思わず漏れてしまう、この言葉。
「す、すごすぎるっ……！！」
　アナルにぐりぐりとチンポを押しつけるようにして腰を動かす彼のその動きはかなりエロティックで、かつ淫猥でエロい。
「はああっ、はああああ気持ちイイイッ！！　はあっはあっはあっはあっ、つきしまぁぁっ……！！　んっんっ、はああっ、あっあっイイッ、イイッ、あっあっ！！　んっんっ、はああああああー！！」
　さらに激しく腰を動かされ、イキたい欲が強くなってくる。
　まるでそれを見透かしたように、彼が指を舐めて少しだけ後ろを向き、乳首を触ってくるのでそれを止めさせたく思い、誘導して俺の身体の上に被さるようにして仰向けにさせ、下から穿ってやることにする。
　すると彼が派手な声を出して善がり始めた。
　脇の下から手を入れ、胸と腹を抱き込むことでずり落ちるのを固定し、ひたすらに腰を使って突き上げてやりながら彼の唇を奪い、キスしながらのソレに興奮が隠せないようで彼が必死になって喘ぎ始めた。
「はああっ！！　ああっああっああっああっ！！　ああだめ気持ちイイッ！！　イイッああっあああっ、イイッ、イイッよおおおおつきしまぁっ！！　つき、つき、つき、し、まぁっ！！　だめ、やだまたイクッ！！　い、イクッ！！　あああああイックうううううっあああああああああー！！」
「イイ声、出ますよね……！！　ホントに、あなたはっ」
　そのうちにだんだんと主導権が彼に移り、俺が腰を動かさなくても彼が勝手に動いてくれるのでそれに任せて身体だけ固定していると、ぜいぜいと甘い息を吐きながら彼が動きながら善がる。