デキる月島は今日も憂鬱~金曜日の夜編~


 メスイキであって男イキしていないわけだから、快感は続行中のまま、俺が挿れれば彼はずっと気持ちイイままでいられる。
 それが狙いでメスイキさせたというのも多分にある。
 折角セックスするんだ。そのくらいのご褒美くらいあってもいいだろう。何しろ彼は受け入れる側だ。大変な思いをするのは彼であって、俺じゃない。だったら、最大限気持ちよくなってイってもらいたい。
「……挿れますよ、いいですね?」
 唇を離してその至近距離のまま、吐息の触れ合う距離で了解を取ると、彼はうっとりとして頷き、またキスを強請ってきた。
 それに応えつつ、下ではビチビチと音を立てながらチンポをアナルへと叩きつけている。
 準備はすべて整った。後は、俺が挿れて一緒にイクだけだ。
 完全に蕩けた彼の舌使いはかなり拙いもので、舌を絡めるのにも苦労したがそのうちに乗ってきた彼が俺の舌を食んだので食み返すと食み合いになり、彼の腕が首に引っかかり、背中を撫でてきたり、肩を撫でたりと忙しく手が動いている。
 そしてふっと口づけが解けると、彼は潤んで欲情を宿した眼でこちらをじっと見つめていて、もう一度だけ確認を取ることにする。
「挿れますよ、音之進さん。……いいですね?」
「ん……挿れて、つきしまの、ふっといの……早く欲しい。ナカ欲しい。ちょうだい……つきしまの、立派なソレ……挿れて」
 そう言って彼はまたM字開脚に戻り、両腕を膝裏に入れて自分から閉じられないようにしてしまう。
 そのあられもない姿に大興奮してしまい、早速足の間へと戻りチンポの先端をゆるゆるに緩んだアナルへと食い込ませ、ゆっくりと時間をかけて挿れ込んでいく。
 ナカは熱く、かなりの狭さで締め付けてくる。その締まりを掻い潜り、チンポを埋め込んでいく。
「う、あっあっあっ……ああ、ああっ、ナカ、ナカに、つきしまがいるっ……うううっ、ああああ気持ちイイッ……!! あ、あっあっああっ……!! ああああああああー……!!」
 彼が背を弓なりに反らせる。
 そして最後まで挿れ込み、ゆっくりと律動を開始しながら身体を伸ばして彼の唇を奪い、キスしながら腰をしきりに動かす。
「ああっ、あっあっあっあっあっあっあっ!! ああっ、んっああっ!! あっくううう、気持ちいっ!! はあっはあっ、つきしまぁっ!!」
 彼の喘ぎ声はすべて俺の口のナカへと消え、ヨダレを零し落としてやると嬉しそうに飲み下し、足を腰に絡みつかせてくる。
 しかし、狭い……! チンポが締め付けられる。だが、その分気持ちイイ。とんでもなく、ナカが気持ちイイ。トロットロだ。さっき散々メスイキさせたからか、胎内がいつもよりも滑りがいい気がするし、滑らかででも締め付けがすごくて最高のアナルになってる。
 それに興奮を見出し、思わずがつがつと腰を使ってしまうと彼が派手に喘ぎ始めた。
「ああっああっああっああっ!! あああっううううううううっ!! うああああああああ!! いやっだめ、だめ気持ちイイッ!! ああっイイッ、い、い、イイッ!! イイ、イイ、イイ、イイイイイイイー!! いやだめイクッ!! また、またイクッ!! イっくううううっ!!」
 身体を捩らせるその身体を抑え込み、胸を手で固定し動けないようにしてひたすら腰を動かしてチンポをアナルへと叩きつけると、彼の身体がガクガクと震え始めた。
 そして、のどを反らせて顔を真っ赤にし、眉を寄せてなんとも言えなく切ないような表情を浮かべ、イキの体勢に入っている。
「はあっはあっはあっはあっ、ああっ、だめいや気持ちイイッ!! ああっああっああっああっ!! はあっああっああっ!! やっあっあっあっあっあっあっあっ!! ああ、だめイク、イク、イクッ!! つきしまぁぁっ!!」
「はっ……すごい、締め付けっ……!!」
 イってしまいそうでヤバかったので一旦抜き、彼の胸に吸いついてそのまま上へと移動し、彼の唇を奪い、ナカを大きく舐めつつ、舌を絡め取ってぢゅっと音を立ててヨダレを吸い、舌を食むと彼も同じことをしてきて、ヨダレも啜られたし舌も食まれ、食みながら再びチンポを緩んだアナルへと押し挿れ、腰を回すように動かす。
「はあっ、はあああああああああー!! あああっ、ああああうううううううう気持ちイイイイイッ!! もっとぉ、もっとしてぇっ!! 突きまくって、つきしまぁっ!!」
 その言葉に一気に火がつき、まるで貪るようにして腰を使い、ひたすらアナルにペニスを突き挿れては抜き取り、また限界まで突き挿れては勢いよくぶっ挿すということを繰り返すと、彼が頭を振って喘ぎ始めた。
「はああっ!! はああっはああっはあっはああっはああっはああっ、あっあっあっあっあっあっあっあっあっ!! あっあっ、すごい、すごいナカ、ナカ気持ちイイイイイッ!! ああっイイッ!!」
 そのままガン掘りの勢いで腰を動かし、背中に彼の手が回りガリガリと引っ掻いてくる。そのチリチリとした痛みを感じながら夢中になって腰を動かしていると、彼が叫ぶように喘ぎ始めた。
「ああっ!! ああああああっ!! はあっはあっはあっああっああっ!! だめ、だめイックっ!! つきしまイクううううッ!! ああっはあっはあっはあっはあっ、あっあっ、イクッ、イクイクッ、あっあっ!! あっああああああ!!」
 律動のたびに彼が「あっあっあっあっ!!」と声を出し、深く抉ると「ああああああ!!」と叫ぶ。それが愉しくて、Gスポットを穿ちながらのソレに変えてやり、さらに跳ねるように腰を送り、彼にチンポを叩きつける。
「うああっ!! あああっ、ああああううううううイック、イック、イックううううううっ!! だめ、やだつきしまイクッ!! イックうううう!! もうだめ我慢できないッ!! だめえええああああああー!! やあああああああイック、イクイクイクイクイクイクイクッ!! あああっあああああああー!!」
 ギグギグギグギグッと彼の身体が傾ぎ、そして捩れまたメスイキしたのか精液が飛んだ気配はなく、さらに穿ってやると今度は連続イキした。
「あああああああっ!! だめやだイックッ!! イックうううううううっ!! またっまたイクよおおおおおおお!! ああああっ、ああああああだめええええええっあああっあっあっあああああぐううううううううー!!」
 またしてもメスイキしたらしい。身体がさらに大きくビグビグビグビグッと跳ね捩れ、腰がガクガクと上下に傾ぎ、一旦はグッタリと身体から力が抜けるが、そこで休めるほど俺も俺じゃない。ぐったりと弛緩した身体を責め立てるように、さらに激しく腰を使ってやる。
「はあっはあっはあっはあっ……ああああ月島ぁっ!! つき、つき、つきしま気持ちいっ! 気持ちいッ!! あっあっ、好きィッ!! つきしま好きィッつ!! だい、だい大好きぃっ!! あああああまたイクッ!! やだもう止めてえええええっ!! またっ……イックううううううううう!!」
 正常位のガン堀りほど愉しいものはない。
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