デキる月島は今日も憂鬱~金曜日の夜編~


 そして、ぴゅっ……ぴゅ、ぴゅっ、と最後の精液を吐き出し終わると、こちらにしな垂れかかってきて、その勢いで唇を奪われてしまい、舌が口のナカに入ってくる。
 熱い舌だ。これは、かなり興奮しながらイったと思われる。いつもよりもずっと、達した後の甘味が強い。
「はあっはあっ、あっあっ……は、はあっ、は、あは、あは、はああ……い、イった……思いっ切り、イった……ん、つきしま……キス、キスして」
 もうしてるじゃないですか、という言葉は飲み込んで、俺からも積極的に彼の舌を持っていって舐めしゃぶると、未だ身体に快感が残っているのか舌で口のナカを舐めるたびに、彼の身体がビグビグと跳ねる。
 舌を突き出すと、当たり前のようにしてヨダレが彼の口から零れてきて、それを音を立てつつ飲み下すと、彼が妖艶に笑い、汗で額に張り付いた髪を手で退けてやると、今度はふんわりと笑った。
「つきしまぁ、やっぱり、つきしまの手が好きだ……もう、何もかもが好きでよく分からない。分からないけど、ただ思うことは一つ、お前が好き……」
「音之進さん……」
 何かを言いたいけれど、何を言っていいのか分からない。ただ、彼の視線が熱すぎて刺さってくるようなそれを見つめ返すのが精一杯で、誤魔化すようにして視線を外し、彼の乳首に思いっ切り吸いついた。
「うあっ!! あっあっ、いま、今ソコだめっ!! だめぇっ、つきしまぁっ!! ああっあっああっ!!」
 舌を出し、わざと眼に入るようにして上目遣いで彼を見つめながら乳首の出っ張りを舌先で突くと、すぐにソノ気になった彼が身体をくねらせて喘ぎ始めた。
「はあっ、ああっああっあっああっ、んっあっ、つきしまっ、つきしまぁっ!!」
 乳首に舌を寄せたまま、ピタリと動きを止めてみせると、彼も俺が何を欲しているか分かったらしく、胸にヨダレを零し落としてそれは平たい胸を伝って乳首に到達し、それを舐め取りながら乳輪も一緒に口のナカに含むと、どんどんとヨダレが同じように彼の口から垂れて胸を伝って口のナカに入ってくる。
「あは、あは、はあっはあっ、つきしまぁっ、つきしまぁっ!! あっあっ、んっ、好き、好きぃっ!! つきしまが、好きッ!! あっあっ、んっんっ!!」
 我を無くした様に喘ぐ彼からの告白に、顔が熱くなるのが感じられた。今この場でその言葉は反則だろう……!
 乳首責めに夢中になるフリをして両乳首共に乳輪も含めて舐め回してやると、ますます彼は身をくねらせて善がる。
 それがきれいでもあり、また淫猥でもあってかなりそそられる。
 つい勢い余って彼をベッドに押し倒してしまい、無理やり唇を奪って開いている口のナカへと舌を入れ込むと、すぐに応えてくれ舌と舌とを絡め合わせながらヨダレを吸い合い、唇を啄むようにして吸って口づけ、ここでもまたヨダレの交換をした。
 俺から彼の口めがけてヨダレを垂らすと、彼はすぐに舌を出して受け止めてそのまま、味わうように飲み下し、さらに口を開けるのでそのまま口にヨダレを含ませてキスを仕掛けると彼からトロリとした生温かくぬるついた体液が口に押し込まれて来たのでそれを、のどを鳴らして飲み干す。
 すると、彼の甘い味がふわっと鼻に立ち上って心地いい。
 そうして暫くキスばかりに酔っていると、ふと彼が風呂に入ったことを思い出し、隅から隅まで自分で洗ったので抵抗感はない。今度は、彼の秘部を舐めてみることにする。
 すぐに身体を起こし、強引に彼の身体を反転させ、後ろに回ると彼は戸惑っているようでしきりに後ろを振り向いてくる。
「つ、つき、つきしま? な、なに、なにをっ……あっ、ああっ!! ああああああっ、ああああー!!」
 何の宣言も無く、いきなり尻にむしゃぶりついたのが余程驚いたのか、初めは素っ頓狂な声を出したが、すぐに乗ってきて、自分で乳首を抓りながら身体をくねらせ始めた。
「はあっ、ああっああっあっあっあっあっ!! ああっ、気持ちいっ、気持ちイイッ!! あっあっ、だ、だめ気持ちいっ!! あっあっ、つきしまっ、そこっ、そこ気持ちイイッ!! ああっああっ!!」
 ついでにアナルにヨダレを含ませるようにして舌でしきりに窄まりにヨダレを送り込み、シワの一本一本まで解すようにして舌を駆使して舐めしゃぶると、彼の内ももが細かく震えていることに気が付いた。
 これは、相当感じてる。
 調子に乗ってしまい、会陰やタマまでしっかりとしゃぶりつくし、舌を出したままひたすら内ももや双丘など、めちゃめちゃに舐めまくってはしゃぶりたくり、彼を悶絶させたがまだまだだ。
 俺の方が、未だ足りない。
 彼の身体に手をかけ、ひっくり返して仰向けにし、身体を伸ばして枕の下に忍ばせておいたローションを手に取ると、彼ののどがこくりと鳴ったのが分かった。
 そして自分から足を開いてくれ、M字開脚で自分のチンポを扱き始めたその彼の股間へ大量のローションを零し落とす。
 ローションは股の間までするすると流れていって、先ほど舐めしゃぶったアナルにもちゃんとローションを塗し、丁寧に緩めていく。
 先ほども舌でやったがシワを伸ばすようにして丁寧にアナルを緩めると、ソコがひくひくと蠢き出すようになる。そろそろ挿れてもいいだろうか。
「音之進さん、指……挿れますよ。いいですね? ゆっくりいきますから、力抜いて」
「う、ん……はあっ、痛くないように、ゆっくり、ゆっくりがいい。その方が……感じる」
 指にもローションを塗り、中指を窄まりのナカへぬぷっと音を立てて挿れると、かなり胎内が熱いことが分かる。そして、相変わらずすごい締め付けだ。
 その狭い胎内を掻い潜り、ゆっくりゆっくりと時間をかけて過ごしずつ彼のナカへ指を挿れ込んでいく。
「あ、あ、あぁっ……!! んあっ、つき、し、まぁっ!! はあっはあっ、つきしま、つきしまっ!!」
「分かってます、ゆっくりですね」
 彼は無言でこくこくと頷き、自分で自分の指を咥えてトロリとした眼でこちらをじっと見てくる。
 そして最後まで挿れ終わり、ゆるゆるとピストンしてやるとナカが少し解れてきたのが分かったので、指を二本に増やし、今度は少し乱暴に指を出し挿れしてやると、彼が甘やかに啼き始めた。
「はあっ、ああっああっ、んっんっ、ああっ!! やあっやあっ、つきしまぁっ!! んっ、あっ、だめ、だめ、あっ!!」
「解れてきてますよ、ココ。やらしい孔ですね。ヒクついてます。もっと太いのが欲しいって言っているのでしょうか。助平な孔は、こうします」
 アナルセックスは散々こなしているので、多少の無理は利くはず。それに、Gスポットをいじってあげないとこの人は絶対、満足なんてしないから早いとこそこも刺激してあげたい。
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