デキる月島は今日も憂鬱~金曜日の夜編~

 だめだ、気持ちよすぎて理性が飛びそう。実際、半分飛んじまってる。身体が勝手にピクピク動くし、何だか恥ずかしいが音之進さんは随分と愉しそうだ。
 眼がトロンってしてる。この場の雰囲気にすっかりと酔っている様子。酔わせておけばいい話だが、俺の方が先に限界を迎えそうだ。
 そのくらい、気持ちがイイ。
 舐めている間中、ほぼ舌が出っぱなしでそれもエロいし、俺に乗っかっている所為か俺が荒く呼吸したり感じたりするたびに、一緒に身体がゆらゆら揺れるのもエロい。
 エロ尽くしだ。
 そのうちに乳首から口が離れ、その口はチンポを咥えて「ん……ん……」と色っぽい鼻にかかったような声を出しながらひたすらにストロークを始めた。
 イイトコロを口が擦るたび、腹が勝手にビクビク動いて彼の眼もちらりちらりとこちらを見ながらなので興奮共に快感も倍増しだ。
 なんなんだ、そのエロい眼つきは。トロンットロンじゃないか。
 そして両手は俺の身体を擦りつつ、乳首を指の腹で擦ってきたりしてたまらない気持ちにさせてくれる。
 どうした、今日はサービスがいいじゃないか。いつもはもっと、ドライなのに。自分がイったら終わりってことが多いのに、今日はやたらとチンポを愛してくれている。
 こちらとしては嬉しいことこの上ないが、どこか裏があるような気もする。いや、この人の場合はただ単に気分が乗ったからって理由だな。
 真っ直ぐすぎる人だ。裏とか何かを考えるような人じゃない。
 だったら、こっちも愉しませてもらおうじゃないか。
 とにかくストロークを激しく繰り出してくる彼の濡れた髪を片手で掻き上げてやり、撫でてやるとチンポから口を外し、妖艶に笑ってみせた。
「うふふ……感じてるな、月島ぁ。私には分かるぞ。もうイキたい? だめだぞ」
「いや、なにも言ってないですが」
「だったら、これを食らえっ。すぐにイキたくなるはずだ」
 そう言って、チンポの根元を持って固定し、さらに激しいストロークで責めてきた。頭が上下して、口のナカのヨダレと俺のガマン汁でぬるぬるのベトベトになったチンポが彼の口で愛される。
 その様を、興奮を交えながら快感と共に見つめる俺だ。
 なんてエロい図だ。卑猥すぎるだろうがこれは。というか、こちらをちらちら見ないでくれ! 感じてる顔はあまり見られたくない。
 だが、彼はすぐに俺の顔を見てくる。以前、俺を汚い顔と罵ったクセになんだか彼はやたらとこういう時じゃなくても見てくる。
 これは彼といても不思議な点だ。
 そのうちにだんだんと自分から余裕という文字が無くなっていくのが感じられ、そのかわりに快感がダイレクトに身体に行き渡り、それはイキという形でチンポがさらにガチガチになり、ガマン汁の量も増したみたいだ。
 音之進さんがしゃぶるとぐちゅぐちゅ音がする。
 そのままストロークを繰り返したと思ったら、徐にヨダレを大量に垂らしながらチンポを口から出し、今度は手コキで責めてきた。
 それも、こちらをトロッとした眼で見つめながら、時折舌を出して先っぽを舐めたり、カリを舐めたりサオを舐めたりして舌を取りあえず出し、いたずらにべろっべろっと舐めたりしてきて、さらにたまらなくエロい気分になる頃、とうとう限界がやってきて、チンポがピクンピクンしだした。
「あっあっ、ちょ、待ってください!! まっ……い、イクッ……!! い、い、イキそう、ですから離してくれないとっ!!」
「んー……? もうイクのか? どうしようかなー、出したいか?」
「で、でっでっ、出るっ! 出ちまいそうですからっ!!」
 しかし彼の手コキは止まず、ひたすらチンポを擦り上げてきてさらに限界度が上がる。
「……いいぞ月島。出してくれ。……飲む……」
「の、飲むってっ……!! うあぁっ!!」
 さらに扱く手が早くなり、先っぽには彼の舌が宛がわれていて、時折舌先でちろちろと舐めてくる。
 もはや限界だ。とうとう来てしまった。
「はあっはあっ、離して、離してください出るっ!! で、で、出るっ!! イクから離してください、音之進さん!! 汚してしまうからっ!!」
 だがしかし、彼は離そうとせず、明らかにこのままイけといった雰囲気で扱く手を速めてくる。
「あああああ!! イック、イック、イクイクイクイクイクッ!! 離してっ!! 離してくれないとっ!! うあっあっあっああああああイックううううっ!! ああああっあっあっああああ!!」
 目の前が真っ白にスパークし、チカチカッと光が舞ったと思ったら下半身に一気に熱が集まった感覚がして、後、怒涛のイキの波がやって来る。
 先っぽのちっさな孔から、どびゅるるるるるっとものすごいでザーメンが飛んでるのが分かる。彼も最初は飲み下そうと思ってたみたいだが、どうやらそれは失敗したみたいでなんと、彼の顔面にザーメンが派手にぶっかかり、何度にも分けて勢いよく出るそれは彼を汚し尽し、俺は最高のイキに浸ることができたのだった。
「はあっはあっはあっはあっ、い、イった……!! んんっ、はああっ、はっあっ、き、気持ちいっ……!!」
「……月島ぁ。お前のが、顔に……いま、私の顔どうなってる? なんか、いろいろなところに飛んで……」
「は、はい? あ、あぁっ!! ちょ、顔がっ……!!」
 快感にずぶずぶに酔っていると彼の戸惑った声が聞こえたため、顔を上げるとなんと、音之進さんの顔や身体、果ては髪にも俺のザーメンが飛んでいて、言ってみれば彼は今、ザーメンでドロドロだった。
「あっちょっ……ま、待ってください! 今シャワーで流しますから。目を瞑っていてください! いいですねっ?」
「ん……頼む。変なにおいする……口も不味い。月島ぁ」
 情けない声を出す彼の頭を撫で、早速シャワーから湯を出して、もうとにかく早く洗い流したくて仕方がなく、頭のてっぺんからざざっと湯で取りあえずザーメンの引っ掛かった部分を洗い流していく。
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