デキる月島は今日も憂鬱~金曜日の夜編~

 なんて気持ちよさだ。勝手に、腰が浮くっ……!! ビクビクなる。なんで、こんなにこの人上手いんだ、いつの間にこんなに上手くなったんだ。感じ、ちまうっ!! こういうことは不器用なんじゃなかったのか! なんで、今日だけこんなっ……!!
「ん、ん……んん、ンッ……はあっ、つきしま、気持ちイイ……?」
「はあっはあっ、良すぎて、困ってます……!」
 すると今度はノーハンドでストロークしてきて、ぬるぬると俺のチンポが彼の口を出入りするようになる。
 なんて卑猥な図だ……! エロすぎるだろこれ。エロすぎて……視覚的にも感じる。つか、時々コッチ見るんだよな。窺うっていうか、なんかすごく他意があるような眼で見てくる。その眼がまた、たまらない。ひどく、感じてしまう。
 そのまま上目遣いでこちらをちらちらと見ながらストロークを繰り返され、俺のチンポはもはや暴発寸前だ。イっちまいたい。音之進さんの口に出したいが、それはだめだ。汚してしまう。彼を、これ以上汚したくない。
 そう思い、必死で耐えているとさらに責めを激しくしてきて、ひたすらにストロークしてきたと思ったら、ヨダレを引きながら口から出し、上目遣いも止めないまま裏筋を舌でなぞりはじめた。
 くうっ!! こ、これはキく! き、気持ちよすぎてっ……イってしまいそうだ。これはマズイ。だが、彼の手はさらに扱きを入れてきて、ヨダレとガマン汁塗れでドロドロになった俺のチンポを刺激してくる。
 ハッキリ言って、たまらない。
 これを想い人にされたら、誰だって勝手にイってしまうと思う。それくらい、視覚的にもエロいし、仕掛けられていることもエロい。
 エロエロだ。
 それも、こちらをじーっと見つめながら仕掛けてくるものだからそのトロンとした眼もたまらない。めちゃめちゃに欲情してくる。
「……あ、今ピクンッてなった。エロいこと考えたか? 月島ぁ。助平な汁がすごい……月島の味がする。なんか、エロい味……」
 いや、エロいのはアンタでしょ! もう完全にスイッチが入ってる。こうなると、絶対にイクまで離してもらえないのは充分に承知しているが、かといって簡単にイってしまうのも勿体ない気がする。
 汚しているような気がしていても、俺の中の男が許してくれない。この状況を愉しみ始めている自分がいるのを感じる。
「はあっはあっ、音之進さんっ……!」
 濡れている彼の髪を手で掻き上げると、ぽたぽたと髪から水滴が落ちてそれが頬に零れ、彼がうっとりと笑う。
「月島に……こうやって髪を触られるのが好きだ。……手から愛情を感じる。……私が好きだって、手が言ってる気がして……すごく、好き」
 そう言ってさらに裏筋を舐めてきて、ついでに会陰までも舐められてしまい、さらにチンポを硬くしてしまう。
 そしてさらにストロークを続けられ、身体をすりすりと撫でられてしまい、それにも感じていると、片手で根元を扱き、亀頭を口のナカで縦横無尽に舐められてしまい、思わず歯を食いしばって快感に耐える。
「うぐっ……!! うっはっ、はっはっ、音之進さんっ……マズイ、イクッ……!!」
「ん……未だ、イクのは未だだぞ月島。ほら、ココとか……どうだ?」
 全裸のしなやかな身体を伸び上がらせ、手ですりすりと腹などを擦りながら上ってきたと思ったら、乳首を手で撫でられ、ぽつりと勃った乳首が彼の舌によって舐められ、愛撫される。
「うぁっ!! あっあ、うっ……はあっ、ちょ、待っ、待って、待ってくださいちょっと! 音之進さん!」
「気持ちイイか? 月島。随分と余裕が無さそうだが。乳首、イイ? ならもっとやってやらねばな。私ばかり……ズルいだろう?」
「まっ……そんな、ことはっ」
 狼狽えていると、彼がいたずら小僧のように笑い、すりすりと指の腹で乳輪含め乳首を撫で擦ってくる。
「お前ココ、好きだろう? 知っているんだぞ、私は。この……助平め」
 胸に顔を埋めながら、それでも眼はこちらをじっと見ていて、舌はしきりに乳首を押すように動き回って、たまらない気持ちにさせてくる。
 時折、口の中に乳首が消えて口の中でも舐められるし、指で撫でてくるし、一体いつの間にこんなに愛撫が上手くなったんだこの人。誰かと寝てるのか? 俺の知らないところで、技術上げるような誰かと付き合ってるのか。いや、真っ直ぐなこの人のことだ。そんなことは絶対にしない。
 言い切れる辺り、俺も相当イカレてると思う。彼への想いが絶対であることが身に沁みる。
 ここは素直に、善がっておこう。その方が音之進さんも悦ぶ。
「はあっはっはあっ……い、イイッ……!! はあっ、音之進さんっ!! あ、イイッ!! い、イイッ……!!」
「ほらな、やっぱりだ。たまにはいいだろう、私からこういうのも。好きか? 月島、私が」
「はっはっ、好き、です。たまらなく、好きで……あい、愛してます。はあっ……は、はっはあっ」
「ん、いい返事だ。じゃあ……もっとしてやろう。私の、私だけの月島だからな。私も、お前を愛してる、月島……好き」
 そしてその片手はするすると下へ這って行って、チンポをゆっくりと扱き始めた。ぐうっ、これはっ、これはキくっ!!
「うあっ!! き、気持ちいっ!! お、音之進さん、ちょ、ちょっと待っ!! あぁっ!!」
 快感で勝手に腹が動いてしまう。ぐねぐねと蛇腹のように動き、俺が感じていることが丸わかりのその身体の動きにどうやら彼は満足を覚えたらしく、もう片方の乳首も口に含んでくる。
「すっごく勃ってる……乳首も、アレも、勃ちまくりだ。……気持ちイイ? 月島言ってみろ。気持ちイイか?」
「はあっはあっ、い、イイッ……! だ、だめですそれ以上はっ……!! は、離してくれないと」
「離さないとなんだ? イクか? 未だだ。未だ遊ばせろ。たまにはいいだろう、お前で遊ぶのも」
 尖らせた舌先で抉るように乳輪を辿ったり乳首を突いたりしながら、下では亀頭を揉むように手を動かされ、この二点責めにすっかりやられてしまう俺だ。
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