海を重ねて

プロピアニストを父に持ち、将来はピアニストになるだろうという周囲の期待を受けて育った少年・積木は、しかし音楽の道を降り、芸術系ではない高校に進学した。
ピアノをやめた本当の理由は胸に秘め、音楽の世界から離れようと意識して生活していたが、ある放課後、音楽室で、プロ級のピアノの技量を持つ少年・御子柴と出逢う。積木は御子柴との連弾でピアノを弾くことの楽しさを思い出し、音楽室に通うようになった。
しかしある日、御子柴に、父について質問され……。

※pixiv主催「ワンルームss」企画で書きました。

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