架空のお仕事ss

 花火を作る仕事に就いた。

 半球型の玉皮に材料を詰めてゆく。

 この地に生きる者たちの、空に輝く星への憧れ。天高く羽ばたきたいという夢。無限に広がる宇宙への期待。

 玉皮に詰める前から独特に輝くそれらは、混ぜ合わせるうちに引き込まれるような光を発する。

 打ち上げる時はどきどきする。

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