架空のお仕事ss

 卵を温める仕事に就いた。

 事情から卵につけない生き物のため、ダチョウから魚卵まで対応可能な孵卵器を携えて、海に山にと大忙し。

 さっき託された卵は、どうも見たことのない色だ。親鳥がカフェから戻って来るのを待ちながら見つめていると、殻にヒビが入った。

 虹色のトサカが突き出す。

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