架空のお仕事ss

 電脳空間を巡回する仕事に就いた。

 華やかに賑わう大通りを逸れて、もう誰も立ち入らない、静かな細道を歩く。電脳空間の住人は居場所を離れられない。ただ愛嬌のある瞳で来訪者を待っている。

 私は彼らと遊ぶ。猫や犬の姿をした彼らと、パズルをしたり歌ったり。

 ノイズが走っても、気にしないで。

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