架空のお仕事ss

 時計を止める仕事に就いた。

 時計は言うまでもなく働き者であり、自身の使命を遂行しているに過ぎないので止めるのは申し訳ないとも思うが、人には時を忘れるべきこともある。

 美しいもの、大切なもの、集中すべきものが目の前にある時に、外から定められた時間なんて気にするべきではない。

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