架空のお仕事ss

 冬の妖精と踊る仕事に就いた。

 彼らがいなければ正しい冬は来ないし、雪も降らない。イタズラや楽しいことが大好きな彼らのために、私は彼らが楽しめる音楽を流し、一緒に踊る。
 
 雪のように白く、氷のように透き通った彼らが笑うたびに雪が降り、世界は冬に染まってゆく。

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