架空のお仕事ss

 電柱のある風景を記録する仕事に就いた。

 空に向かって伸びる彼らの間に渡された電線には、小鳥が留まってお喋りをしていた。

 写真、スケッチ、散文詩、記録文、そしてインタビュー。

 彼らは、自分たちが見守ってきた街の発展を、いささか自慢げに話してくれる。小鳥たちが相槌を打つ。

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