ハロウィンパーティー

 祖父から連絡をもらって駆けつけたが、彼の家には誰もいなかった。困惑した僕が見つけたのが、この箱だった。
 掌サイズの赤い箱は、なんだか覚えのある触り心地だ。
 なぜか気になって持って帰って来てしまったが、祖父はどこに行ってしまったのだろう。考えている間に、飼い猫まで姿を消してしまった。
7/31ページ
スキ