ハロウィンパーティー

 ねえ聞いて、彼ってばちっとも振り向いてくれないの。四六時中アピールしてるのに。こんなに可愛い私が見えてない筈ないのよ。だって彼、霊感があるんだもの。私が違う霊のフリして近づいた時、完璧に目逸らして避けてたもの。なんなら読経してたかも。でも私諦めないわ。きっと彼を振り向かせるわ。
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