197話 魔性の羽根
「なんだ、つまらん。まさか天使サマに邪魔されるとは」
公園の暗がりから出てきた黒髪の男は、私の手の中の羽を見て不機嫌そうに言った。
「私だって、つまらないよ。全く、羽根に魔性が宿っているなんて、悪魔というものは」
私が首を振ると、男はちょっと笑った。その長い指が、羽根を持つ私の手に触れる。
「天使の羽根には聖性が宿るだろ。それと一緒さ」
男が羽根を取ろうとするので、私は手に力を入れて、それを引き離した。男は意外そうに、切長の目を丸くする。
「おい、俺の羽根だぜ」
「……だからだよ。お前以外の悪魔の羽根なんて、手にしてすぐに消し去るさ」
「……ふうん」
男は先ほどまでとは打って変わって嬉しそうに、口角を上げた。
公園の暗がりから出てきた黒髪の男は、私の手の中の羽を見て不機嫌そうに言った。
「私だって、つまらないよ。全く、羽根に魔性が宿っているなんて、悪魔というものは」
私が首を振ると、男はちょっと笑った。その長い指が、羽根を持つ私の手に触れる。
「天使の羽根には聖性が宿るだろ。それと一緒さ」
男が羽根を取ろうとするので、私は手に力を入れて、それを引き離した。男は意外そうに、切長の目を丸くする。
「おい、俺の羽根だぜ」
「……だからだよ。お前以外の悪魔の羽根なんて、手にしてすぐに消し去るさ」
「……ふうん」
男は先ほどまでとは打って変わって嬉しそうに、口角を上げた。
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