196話 仮面舞踏会
気がつくと、家の前だった。ぼんやりと腕時計を見て、いつも通りの時刻だと確認する。腕や脚に、怪我はない。頭から血も出ていないし、どこも痛くない。カバンも制服も無事。車に轢かれた実感はない。
白昼夢を見ていた……?
そんなこともあるのかもしれない、けれど……本当に夢だったと思うには、突拍子がなさすぎた……。
「あら、おかえり……ってどうしたの、その仮面。びっくりした」
窓から顔を出したお母さんに声をかけられて、まだあの仮面をつけていたことに気がついた。慌てて外して、カバンに仕舞う。
「学校で友達がくれて……」
言いながらドアを開けた時、背中越しに猫の鳴き声を聞いた気がした。振り返っても、何もいなかった。
白昼夢を見ていた……?
そんなこともあるのかもしれない、けれど……本当に夢だったと思うには、突拍子がなさすぎた……。
「あら、おかえり……ってどうしたの、その仮面。びっくりした」
窓から顔を出したお母さんに声をかけられて、まだあの仮面をつけていたことに気がついた。慌てて外して、カバンに仕舞う。
「学校で友達がくれて……」
言いながらドアを開けた時、背中越しに猫の鳴き声を聞いた気がした。振り返っても、何もいなかった。