novelmber 2023

 マンションを出ると目も眩むような光に囲まれた。何人いるのか、集まった連中が手にした機械から発される光だ。
「x誌で報道された件ですが」
「お相手は一般の方ですか」
「ご結婚の予定は」
 やめてくれ。俺の人生だ、お前らには関係ない。
 頭を抱えて蹲ると、笑みを浮かべた灰色の塊がのしかかってくる。
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