novelmber 2023

 図書館で、輝くものを机に並べている女の子を見かけた。気になり覗くと、彼女は書架から出してきた本を開いては指でなぞり、そこから輝くものを拾い上げている様だった。
「これはね、私が素敵だと思った言葉だよ」
 女の子が選ぶ言葉には未来の美しさがあった。
 私は横に座り、いつまでもそれを見ていた。
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