novelmber 2023

 昔、私は授業も聞かずノートの余白に書き込みをしていた。テストの問題用紙にも。
 書いていたのは物語だった。今この場所とは遠くかけ離れた空想の世界、そこに暮らす人々や起きる出来事を。それらを私の頭の中だけで終わらせたくなくて。
 今も私は書いている。
 余白から始まった幸福に浸り続けている。
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