novelmber 2023

 かくれんぼをしていた。弟がどうしても人が足りないと言うから、もう小五なのに。
 何回めかの鬼になり、休日の校舎内を歩き回った。あいつら小さいから隠れるのが凄くうまい。ふと家庭科室に動く影を見つけた。あそこには僕もさっき隠れた。
 そっと近づき固まる。
 さっき隠れたぼくの背中が、そこにあった。
10/35ページ
スキ