2026年

 あなたからの手紙には、いつも花びらが挟まっていました。あなたは決まって、バルコニーで手紙を書いたから。その時々で風に乗ってくる花の姿と香りを、私にもお裾分けだよと。
 何度も読み返したので、あなたの言葉と花とは私の中でセットになりました。
 花を見ただけで、あなたの言葉を思い出すのです。
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