続・架空のお仕事ss

 怯えたパンを元気付ける仕事に就いた。

 パン屋のパンは朝早くから店先に並び、出会いに胸をときめかせている。しかしパンを選びに立ち寄った人々が無意識にカチカチさせるトングの音にすっかり怯えてしまい、震えることになる。

 私は売り場を周り、パンたちを元気付ける。きっといい出会いがあるから。

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