相互フォロワー様にもお話したので、こっちにも掲載。
　小説内で明かすタイミングを出し損ねたお話になります。八十神高校にて長編夢主🌛の扱い(評判)について。

　基本的に怖がられて遠巻きにされている一匹狼。

　冷たい容姿と女性にしては低い声、そっけない対応、成績の良さ、傍若無人なモロキンをも正道と邪道を使って黙らせるおっかなさを理由に、怖がるか関わりを避ける生徒がほとんどである。

　ただ、一部にはそれらを「カッコいい」と好印象に捉える人間もいて、千枝のように話しかけてみたいと思う生徒やこっそり憧れる生徒もいる。

　容姿と冷淡な性格を揶揄し、「八十神高校の雪女」「氷女（こおりめ）」と陰口を叩かれることも。

　教師陣からは、モロキンを除き手のかからない優等生という認識。モロキンは自分に従わない生意気な生徒で苦手だと思いつつも、成績の良さから(自分の評価をあげるための実績候補ということもあり)彼女の進路には期待している。
　瑞月もそれは分かっているので、進路学習に彼を利用しているというビジネスライクな関係である。

　ちなみに夢主は合理性に欠け長説教をするモロキンを苦手としている。できれば関わりたくない。

　なお、生徒たちにしろ教師陣にしろ、料理研究家である母親との関係はあまり知られていない。これは夢主の口が堅いために学校で知る人がいない上、万が一そうした出自を聞いたとしても母親との容姿が違いすぎて信じない人がほとんどだから。



　余談：大半の生徒たちから見た夢主と陽介の関係。

　付き合っていると思っている人はほとんどいない。
　ガッカリ王子な陽介が雪女な夢主に何か弱味を握られてパシられていると思われている。
　（千枝と雪子は女子同士なのでフツーに友達扱いだけど）

　スキンシップもほとんど目撃する人はいない(目撃しても夢主にガンつけられて黙らされる)ので、舎弟と姉御、犬と女王みたいな関係として八高内では認識されている。
　
　ただ、この評判には陽介に恩恵がある。学内で恐れられている夢主の関係者と認識されているので、陽介にチョッカイを出そうする人間への抑止力となっている。

　その他にも文化祭での活躍のおかげで陽介にチョッカイを出してくる人間は学内ではほぼいない。（バイトは別）