切々端々《きれぎれはしばし》

商業の官能小説を読んでみて

2023/03/27 20:51
その他
 今回、官能小説を書くにあたって商業の官能小説3冊くらい手に入れて読んだんですけど、ひえーってなりました。

 なぜかと言いますと私、官能小説を書くのにいまひとつ自信がないんけどその原因が何か分かりました。

 語彙力です。官能に対する語彙力がない。

 あの世界の語彙はすごい。文字は文字でしか語れないからこそ、読者の五感に訴えるための無限のバリエーションがある。

 快感の表し方なんて、佐都は身体の動きとかで誤魔化してしまうことが多いんですけど、熱に電撃に喘ぎに疼きにしあわせ、形容詞と組み合わせればもう「彩やか」としか言えない世界が広がっていました。

 他にも色々と気がついたことがあるのですが、とりあえず3冊のどれを読んでも凄かった……。それだけはたしかです。

 いかがわしいお話を書きたいと思っている方、ネットの指南と商業の官能小説を読んでみるといいかもしれません。

 オススメの文庫(というかソコくらいしか知らない)はフランス書院文庫。男性向けの官能小説を得意とする場所です。

 けれど同時に注意が。書籍ならでは過激なSM・倫理観の欠如した作品も多いので、人によっては気分が悪くなるやもしれません。実際、純愛ものなんぞほとんどありません。

 読もうとする方はお気をつけください。

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