製作裏話
裏話、新春短編2本立て。~「みだれそめにし」と「さしも知らじな」~
2023/01/01 07:15 明けましておめでとうございます。☀️ 佐都です。
ご閲覧いただきありがとうございます。
去年はペルソナ25周年ということで、展覧会やライブを公式から楽しませていただきましたね。今年もSwitchリマスター版が発売されるとのことで、佐都も楽しみにしております。アルバム機能に添付されたと知った衝撃を、私は忘れません。それとご新規さんが沼に落ちる悲鳴が楽しみ。
今回は「みだれそめにし」「さしも知らじな」の裏話。なんと2本立て。
気軽にネタバレをしていきますので、作品をお読みになったほうが楽しめるかと存じます。
それではどうぞ。
=====<一応の切り取り線>=====
意図したつもりはないのですが、奇しくも対になるような物語になりましたので、2つまとめて裏話とさせていただきました。根っこの部分で、相手をものすごく大切に慈しんでいる2人に、私がビックリした。
🔶みだれそめにしについて
タイトルは直感。多分、夢主と陽介がこれから共に色づけていく未来とか、陽介の温かさによって、様々な想いに染まっていく夢主とか、そういうことを表したかったんだと思います。
時系列としては真犯人撃破後、八十稲羽の霧が晴れた日を想定しています。
執筆動機は、「冬に夢主とイチャついてる陽介が見たい」。Twitterで見かけた鮮やかなマフラー付けて微笑んでる花村が忘れられなかったんだ……。
あと何より、陽介って姿とか魂とかすべてひっくるめて明るい(単純な明るさではなく、深みのある明るさ)色彩を持つ人だから、一面の白に覆われた雪の世界で映えそうと思ったからです。
しかも、寒いから合法的にくっつける(一番重要)し、相手の熱とかいのちの気配もいっそう際立って感じられるんだろうな……。そんな妄想をすべて注ぎ込みました。そうしたらなんと、陽介にとって憧れのシチュエーションだったんですよね! PQ2にて恋人と何したいかの話になったときに「ちょっと肌寒くて自然と寄り添いあっちゃうような……」って言ってる!
夢主は寄り添うどころか、堂々とひっついて来ましたけれどね。バイクなんてなくても、彼女は自ら密着しにいきます。
白銀の世界を背景に、陽介の美しさと優しさを描けたお気に入りの作品です。
🔶「さしも知らじな」について
執筆動機は、「晴れ着を着てきた夢主と初詣に行く陽介が見たい」
こちら狂ったようにTwitterで呟いてましたね。できました。
始めは「夢主の願い当ててやろうか? 『俺と一緒に居たい』とかだろ」「なぜ陽介と共にあるよう、神に願う必要がある? 必要なのは陽介の許しだけだ。それ以外に阻むものなら、神であろうと潰す」みたいな物騒なコメディだったのに、まったく違うものになりました。私はギャグが苦手です。
P4Gの晴れ着イベントめちゃくちゃ好きだったので、書いてみたかった。晴れ着姿は千枝ちゃんが一番好きですが、展開は雪子が好きです。おみくじ引いたあとの「あなたの背中、好きだから」がグッとくる。
タイトルは「みだれそめにし」と合わせて和歌から。百人一首として有名な恋の歌になります。
大晦日で女子の晴れ着を想像してワクワクしてた陽介だけれど、いざ恋人が初詣に晴れ着を着てきたらめっちゃ情けない声で「かわいい」って言うんじゃないか? と私は思っていました。けど、けどですね、実際執筆してみたら泣かせてしまった。ごめんよ。あれです、映画で感動したとか、そんな感じの感覚です。
陽介って、無償の好意にはめちゃめちゃ耐性がない気がする。
一応、初詣は午後を想定しています。午前中シフトが入ってた設定。初仕事お疲れさま。
終盤、夢主への想いがすごいことになった。いかがでしたでしょうか。優しい人が恋人だけに向ける、綺麗だけじゃない執着を孕んだ愛情が好きです。
おまけsssについて。
陽介とクマは正確には兄弟ではありませんが、もはや本編中では兄弟でしかないので「花村兄弟」と呼んでいます。ご了承ください。
=========〈ここから夢主の語りが入ります。苦手な方はご注意ください〉=========
陽介と晴れ着の夢主を想像したかったので、実際にメーカーでつくりました。おかげでどんな子が陽介の隣を歩いているのか、ちゃんと文に起こせた気がします。ご興味のある方はギャラリーにて。せっかくなので展示しました。
新年初っぱなから夢主が暴走していましたね。神に頼むまでもなく陽介を幸せにしたい系女子です。何やねん「陽介と引き裂く神なんぞいれば潰してやる」って。清らかな年はじめに、氏神さまを迎える日に何ヴァイオレンスなこと言っているんだきみは。
この言葉と、本文の記載から分かるように夢主はヤンデレです。初めてちゃんとヤンデレてるところ書けた気がする。ただし、陽介および彼が大切なものの安全を第一に考えて、傷つけるなどもっての他。刺さないタイプの献身的ヤンデレ。
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!
今年もよろしくお願いいたします。🙇♀️
ご閲覧いただきありがとうございます。
去年はペルソナ25周年ということで、展覧会やライブを公式から楽しませていただきましたね。今年もSwitchリマスター版が発売されるとのことで、佐都も楽しみにしております。アルバム機能に添付されたと知った衝撃を、私は忘れません。それとご新規さんが沼に落ちる悲鳴が楽しみ。
今回は「みだれそめにし」「さしも知らじな」の裏話。なんと2本立て。
気軽にネタバレをしていきますので、作品をお読みになったほうが楽しめるかと存じます。
それではどうぞ。
=====<一応の切り取り線>=====
意図したつもりはないのですが、奇しくも対になるような物語になりましたので、2つまとめて裏話とさせていただきました。根っこの部分で、相手をものすごく大切に慈しんでいる2人に、私がビックリした。
🔶みだれそめにしについて
タイトルは直感。多分、夢主と陽介がこれから共に色づけていく未来とか、陽介の温かさによって、様々な想いに染まっていく夢主とか、そういうことを表したかったんだと思います。
時系列としては真犯人撃破後、八十稲羽の霧が晴れた日を想定しています。
執筆動機は、「冬に夢主とイチャついてる陽介が見たい」。Twitterで見かけた鮮やかなマフラー付けて微笑んでる花村が忘れられなかったんだ……。
あと何より、陽介って姿とか魂とかすべてひっくるめて明るい(単純な明るさではなく、深みのある明るさ)色彩を持つ人だから、一面の白に覆われた雪の世界で映えそうと思ったからです。
しかも、寒いから合法的にくっつける(一番重要)し、相手の熱とかいのちの気配もいっそう際立って感じられるんだろうな……。そんな妄想をすべて注ぎ込みました。そうしたらなんと、陽介にとって憧れのシチュエーションだったんですよね! PQ2にて恋人と何したいかの話になったときに「ちょっと肌寒くて自然と寄り添いあっちゃうような……」って言ってる!
夢主は寄り添うどころか、堂々とひっついて来ましたけれどね。バイクなんてなくても、彼女は自ら密着しにいきます。
白銀の世界を背景に、陽介の美しさと優しさを描けたお気に入りの作品です。
🔶「さしも知らじな」について
執筆動機は、「晴れ着を着てきた夢主と初詣に行く陽介が見たい」
こちら狂ったようにTwitterで呟いてましたね。できました。
始めは「夢主の願い当ててやろうか? 『俺と一緒に居たい』とかだろ」「なぜ陽介と共にあるよう、神に願う必要がある? 必要なのは陽介の許しだけだ。それ以外に阻むものなら、神であろうと潰す」みたいな物騒なコメディだったのに、まったく違うものになりました。私はギャグが苦手です。
P4Gの晴れ着イベントめちゃくちゃ好きだったので、書いてみたかった。晴れ着姿は千枝ちゃんが一番好きですが、展開は雪子が好きです。おみくじ引いたあとの「あなたの背中、好きだから」がグッとくる。
タイトルは「みだれそめにし」と合わせて和歌から。百人一首として有名な恋の歌になります。
大晦日で女子の晴れ着を想像してワクワクしてた陽介だけれど、いざ恋人が初詣に晴れ着を着てきたらめっちゃ情けない声で「かわいい」って言うんじゃないか? と私は思っていました。けど、けどですね、実際執筆してみたら泣かせてしまった。ごめんよ。あれです、映画で感動したとか、そんな感じの感覚です。
陽介って、無償の好意にはめちゃめちゃ耐性がない気がする。
一応、初詣は午後を想定しています。午前中シフトが入ってた設定。初仕事お疲れさま。
終盤、夢主への想いがすごいことになった。いかがでしたでしょうか。優しい人が恋人だけに向ける、綺麗だけじゃない執着を孕んだ愛情が好きです。
おまけsssについて。
陽介とクマは正確には兄弟ではありませんが、もはや本編中では兄弟でしかないので「花村兄弟」と呼んでいます。ご了承ください。
=========〈ここから夢主の語りが入ります。苦手な方はご注意ください〉=========
陽介と晴れ着の夢主を想像したかったので、実際にメーカーでつくりました。おかげでどんな子が陽介の隣を歩いているのか、ちゃんと文に起こせた気がします。ご興味のある方はギャラリーにて。せっかくなので展示しました。
新年初っぱなから夢主が暴走していましたね。神に頼むまでもなく陽介を幸せにしたい系女子です。何やねん「陽介と引き裂く神なんぞいれば潰してやる」って。清らかな年はじめに、氏神さまを迎える日に何ヴァイオレンスなこと言っているんだきみは。
この言葉と、本文の記載から分かるように夢主はヤンデレです。初めてちゃんとヤンデレてるところ書けた気がする。ただし、陽介および彼が大切なものの安全を第一に考えて、傷つけるなどもっての他。刺さないタイプの献身的ヤンデレ。
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!
今年もよろしくお願いいたします。🙇♀️