天使第六巻のスキャン作業をしながらの雑感

 1996年12/23(天使2周年)~1997年4/9執筆。高一のほぼ3学期にあたる。

 第五巻に引き続き、読むのに抵抗感が湧く雰囲気。文字が詰まりすぎているんだろうか。パラパラとめくっただけでも軽妙さがない。曇天が好きならピタッとくるのだろうか。マスカーチ軍に新戦力が続々加入、ルベリー軍のキャラがメインになるパートもあり、登場人物が多いので舞台があちこちへ飛ぶ。その割には視点が狭く、開放感がない印象。読んではいない。あくまでも、スキャンをするためにチラ見した程度ながら、感じた雑感である。

 中には、いいなと萌え抜きで気に入っていたところがあるので、そこの部分は抜粋予定。萌え抜きでいいと思えるところはある。しかし、そこ以外は読めない。思うのは、萌えは書くための燃料ではあるんだけど、作品の質には害になるほうが多いのではないかということ。

 二度と開かないだろうなとは思いながらも、1~5巻まではスキャンしたので、6巻以降はないというのも気持ちが悪く、骨折り作業ながらもスキャンした。最低限プラスアルファに止めているにもかかわらず、20枚以上のデータ量になっている。もっと省いてもいいくらいだ。各章の冒頭と終幕は、本当言うと要らない。ただ、これまでの巻をそうしてきたからそうしたんである。

 このように好き放題言っているが、当時は本人は面白いと思って書いている。この巻に始まったことではないが、章の合間の作者の感想やら、巻末の遊びのページの座談会のようなものが、だいぶ寒い。楽しめるのは当時の作者だけである。故にシュレッダー。

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